2017/07/18

ペアボート体験!

文化放送 加納有沙

人生初の【ペアボート体験】をしてきました。
むかったのは「ボートレース江戸川」!

ペアボート体験に並ぶ列には、若い女性、中学生くらいの男の子、そして大人の男性がずらーーっ!舟券を買うだけでなく、ボートレーサーに憧れるひと、またボート自体に興味があるひとと、さまざまです。

列の最後尾にいる私は、出番がどんどん近づくにつれて言葉が少なくなってゆきます。。
そわそわ

【ペアボート】というのは、ボートレースのボートの走りを体感してもらうための特別な乗り物で、一艇に前後 並んで乗り込める仕組みになっています。
もちろん、一般人の私たちには操縦不可能なので、後ろにプロのボートレーサーが乗ってくれます。

乗り物が 大の苦手、加納有沙 29歳。
「中学生のお子さんも乗るから大丈夫大丈夫〜」とボートレース江戸川の
皆さんに緊張をほぐしてもらうも、、、不安は増すばかり。

『かのーさんは今日、水に濡れてもいいそうですよ~』とキャッキャ笑い合うのは、前回イベントでご一緒した、森作広大選手西舘健選手

余裕のない私は全力で首を横に振り、「やめてやめてやめてやめてーーー!!」と返すばかり。

みなさん子どもの表情に戻りながら、ニコニコ(というよりニタニタ)と私をいじってきます。
さぁ、いざ 私の出番。

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っしゃーーーーー!!!!!
(無駄に声を出してファイテングポーズ)
アメリカンフットボールができそうなほど、ガードが万全のチョッキを着て、ヘルメットを装着!
(ヘルメットをすると視界が1/4くらいになるので、ただ歩くだけでも距離感が掴めなくて、ヨロヨロ。)


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スタッフと一緒に出陣です!
私が乗り込んだのは、3号艇カラーの真っ赤なペアボート。水面はちゃぷちゃぷと不安定なので、乗り込んだだけでも揺れている感じがして、加納 へっぴりごしに。

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私のうしろには...森作広大選手が乗ってくれます。
大きなお目目をパチパチさせて、ニタっと笑う森作選手。このときばかりは、イケメンの笑みがとても恐怖でした。
ブゥン!!!!!!
ボートのエンジンがかかるとドキドキに拍車がかかり、正座をして前のバーを握る手に力が入ります。
『いってらっしゃ~~い』
ピットにいる、いろんなスタッフにそう声をかけられ、
私のボートは発進しました。

江戸川のコースを森作選手と2周。
普段ただ観戦しているだけだとあっという間に感じるコースも、乗ってみるとものすごく広くて、すごく長く感じました。
と、いうより
目が開けてられないスピード。
もはや自分がどこの地点にいるのか、理解できないほど!!
ボートが加速しだしただけで
私は早くも大絶叫でした。

ギィヤァああああああああああ!!!!
むりぃいいいいいいいいいいい!!!!

ぶぅぁあああ あぁあぁあぁ(水面がボコボコしてる) あぁぁぁ

ボフッ!!!!(跳ねる)
くはぁ!!!!
スーーーーーーーーン(1マーク回る)
ターンマークを左にしてぐるっと左に回ると、その遠心力で私の魂は見事に抜けていきました。
グッバイ 魂
(やばい これ 手離しそうだ)
手を離してしまったら、私なんてあっという間に吹っ飛んでいきます。
即、海の藻屑コースです。
衝撃と恐怖と緊張感でグチャグチャになりながら、なんとか文字通り、死にものぐるいでボートにしがみついていた私(マジです)

私が極端に乗り物に弱いのもあるかもしれませんが、
本番のレースのスピードは想像を絶するなと思いました。
試乗会のスピードよりも何倍も早く走り、不安定な水面上を、
となりに艇が接近する中、闘う、、、

尋常じゃない世界です。
魂が抜けて真っ白になった状態でピットに到着し、フラフラしながら戻ったわけですが、
本当に、こんなところに筋肉があったのかと思うようなところが筋肉痛になりました。

うしろ肋骨あたり
尻から太ももにかけてが割れるかと思うほどカチカチ。
手のひらには、水ぶくれみたいなのができていました。バーを強く握っていた証拠ですね。
でも、どこが一番 痛いかって、、、
「喉」が痛い。
一緒に乗ってくれた森作選手が驚くほど、わたくしずーーーっと絶叫していたらしいです。
ボートレースを見たことがある方ならわかると思いますが、ボートはかなり激しいモーター音がしています。
つまり私は、そのモーター音に掻き消されないほど『大きな声』を出していたことになります。
アナウンサーの腕の見せどころだ。(ぇ?)

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燃 え 尽 き ま し た。
これからボートレースを観戦して、
『もっと走れ~!!まくれーー!早く早くーーーー!』
なんて、もう言えない。
駅のホームで電車を待ちながらこのブログを書いていますが、
お尻が震えてガクガクします。
「膝が笑う」という現象は体験済みですが、
「尻が笑う」という現象は、初めてです。
まったく、ボートレーサーとはすごい職業です。


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(横から覗く、森作広大選手)

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(かのーさん大丈夫ですか?と爆笑する西舘健選手)
おふたりとも
ありがとうございました!

文化放送 加納有沙
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