第66回 BOY〜OKAMOTO'S2019/01/23 17:10

かねてからお会いしてお話をしたかったバンドのひとつでした!

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OKAMOTO'Sから、オカモトコウキさん(ギター/真ん中)&オカモトレイジさん(ドラム)をお迎えしてお話を聞きました。

「中学の同級生で、たまたま仲良しグループが音楽、楽器を始めた」というバンドは今年が10周年イヤー(CDをリリースしてから10年で、バンドの結成はもっと前。メンバー4人はもう15〜16年のつきあいとのこと)。
そんなアニバーサリーの幕開けは8枚目のアルバムリリース、タイトルは『BOY』。

「最初、BOYの頃にはじめたバンド(メンバー)が今、27〜28歳になって。いまだBOYから抜け出せないところとか、まだBOY感があるところもありつつ。そういう、微妙な感情や感覚をとじこめたようなアルバム」

素敵な形容をするなぁと思いました。歳がかなり離れている大人でも、この年齢の頃を思い出したりして聞ける1枚だと思います。よく、中学2年生頃とか成人になる頃に微妙な感情や感覚を抱きがちですが、人生、生きているとその先にも微妙な感情や感覚を抱く時が出て来るものなのです(笑)。

初対面でしたが、彼らのお話はまだまだ'掘れる'と思いました。たとえばこの日のお話しだと、それこそアナログレコードにまつわること。
OKAMOTO'Sのアルバムはアナログレコードも同時リリースしているそうなのですが、それはなぜかというと「レコードが好きなのと、あとは単純に、ひとつのメディアとして過去を振り返るとレコードしか残っていない。一度も消えずに聞かれているし、自分たちの作った音楽をちゃんと残すなら、レコードにすべきではないかと思っている」と。
レコード盤もあるという前提で曲順も意識しているし、B面はこの曲ではじめよう、等々。考えてアルバムを制作しておられるそうです。
そういう意味では、この日お送りした1曲(偶然)が。B面の1曲めに収録されているんです。レコードをB面に変えて針を落とすとこの曲から鳴り始めるんだなぁ、と想像するとこれまた素敵な1曲です♪

音楽がとにかく大好きで、CDを100枚(!)も学校に持って行っては音楽の話ばかりしていた少年たちは、やがて楽器を手にしてバンドを始め、いざこざみたいなものは全くなく活動を続けて、オトナの階段を昇りつつあるかつての少年たちは、今年は大きな舞台・武道館に、初めて自分たちだけで立つ。
わたしも武道館ライブが今から楽しみで、楽しみでなりません♪

...書きたいこと、放送後記として残したいことが本当にいっぱいあるトークは、今ならradikoタイムフリーで聞けますので是非お聞きくださいませ!



【1/17 On Air楽曲】
M-1;土曜日の恋人/山下達郎
*ライブハウス・新宿ロフトで行われる達郎さんのライブチケットが見事当選!ということで期待高まる中、ディレクターが熟考した一曲!

M-2;偶然/OKAMOTO'S
*ギターのコウキさんがボーカルを取る1曲(『BOY』から)。深夜のこのお時間にも雰囲気が良かったのではないかと♪

M-3;Aurora/NEIGHBORS COMPLAIN(1月マンスリーエンディングソング)


【次回ゲスト】
今月リリースしたばかりのアルバムを持って、日食なつこちゃんが遊びに来てくれます!
この番組の前身・『渋谷×文化ラジオ』、記念すべき最初のゲストだった彼女。今回作り上げたアルバムはまさに'大作'...スケール感がとても大きくて、素晴らしいアルバムについて。お話をお届けします!

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