浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 10時30分〜11時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2019年7月8日 半夏生も過ぎて

日本に23件目の世界遺産が誕生した。
ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)の世界遺産委員会が
日本が推薦した大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」を
世界文化遺産に登録することを決めた。
国内の世界文化遺産としては19件目だ。
自然遺産を合わせると23となる。
評価の理由は
「この時代(4世紀後半から5世紀後半)の社会政治的構造、
社会的階層及び高度に洗練された葬送体系を証明している」。
具体的には
巨大な土の構造物を築いた当時の高い土木技術や、
墳葬の形や大きさによって権力を象徴した独自の文化を示しているから。
一言でいえば「凄いものがあるぞ!」
さらにある国は、1950年代に宅地開発で取り壊しの危機に直面した前方後円墳が
市民らの保存運動によって守られた歴史にも感動したという。
そんな危機があったなんて知らなかった。
私の乏しい知識では
教科書に仁徳天皇陵の写真が載っていて、
「これが『前方後円墳』なのだ。ベルマークみたいだな」の記憶しかない。
今は「クリオネ」も頭に浮かぶ。
もっとも、危機に直面したのは堺市の「いたすけ古墳」だったという。
今回の「百舌鳥・古市古墳群」は大きく2つに分かれ、
古墳49基で構成されている。
古墳の数え方も、普通の墓と同じで「基」だということも初めて知った。
大小関係ないのである。
また古墳も、前方後円墳の他、帆立貝形墳(前方部が小さい)、
方墳、円墳があるのだ。
仁徳天皇陵は、築造にどのくらいかかったのか推測すると
15年で680万人が動員された計算になるという。
重機を使う現代工法でも2年半かかる大工事。
このことからも、強大な権力を持つ人物だったことがわかる。
仁徳天皇陵に行くには、JR阪和線の「百舌鳥駅」下車徒歩6分。
近くに堺市博物館があり、百舌鳥古墳群を紹介していたり
仮想現実で再現した仁徳天皇陵の内部疑似体験ツアーを実施している。
古市エリアは、古墳群の出土品などが見られる羽曳野市文化財展示室は
近鉄「古市駅」から徒歩10分。また近鉄「藤井寺駅」から10分の
生涯学習センターにも資料が展示されているという。
日本には、私が知らない凄いものがまだまだあるのだ。
七夕の短冊にはこう記そう
「もっと先人たちの思いに触れられますように」
半夏生も過ぎて
半夏生も過ぎて

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