浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 10時30分〜11時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2019年9月23日 あれから2週間、15号の傷跡

台風15号が千葉県を直撃し、大きな被害をもたらしてから
2週間が経つ。大規模停電に見舞われ、依然3000軒で停電している。
停電の原因は、強風自体に加え強風による倒木や飛来物が原因だ。
私達の周りで飛ばされやすい物を調べてみると
立て看板、テレビのアンテナ、トタン屋根、植木鉢、自転車
物干し竿、そして傘とある。
今回は所によって最大瞬間風速50メートルを超えた風が吹いた。
40メートルには耐えられる設計の鉄塔2基やおよそ2000本の電柱、
そして多くの電線が損壊した。
加えて、所によっては林業の衰退で、病気で脆くなっていた杉が
至る所で倒れていた。
管理の行き届かない山林が、被害を大きくする可能性が指摘され
様々な綻びが被害拡大につながっていると気づく。
地球温暖化の影響で関東も、より強い風を想定しなければならなくなっている。
では、対策は・・。
強風の被害を防ぐ策の1つは電線地中化。
口では簡単に言えるが、費用が大きな壁。
電線地中化は電柱設置に比べ約18倍かかる。
道路1キロ当たり3000万円の費用に比べ地中化は5億3000万円という計算だ。
電線地中化がすぐには無理でも、沖縄や九州では工夫されていると聞いた。
鉄塔は、最大風速60メートルに耐えられるようになっていて、
およそ2割の地域では、電線も損傷に強い素材で覆われているそうだ。
今回台風15号の勢力は関東で際立ったが
西日本では珍しくない。気象庁の研究所の予測では、
南海上で発生し通過する秒速59メートル以上の台風は
21世紀末までに1.7倍になる。
今回台風の勢力がたまたま強かったのではなく、
これからは15号クラスが当たり前に来るという前提で
防災対策や避難計画を考えなければならないのだ。
こちらを記している22日午後、大型の台風17号は長崎県などを
暴風域に巻き込みながら北寄りに進んでいる。
西日本では非常に強い風が吹き
長崎空港で35.5メートルの最大瞬間風速を観測。
台風は、暴風域を伴い九州北部や中国地方に
かなり接近したあと勢力を保ったまま日本海を北東へ進み、
その後、温帯低気圧となって北日本に近づく見込みだ。
被害の少ないことを祈るばかりである。
15号の傷跡
あれから2週間、15号の傷跡

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