浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 10時30分〜11時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2019年12月2日 もう春を待つ

大きな節目を迎えたためか、例年以上にあっという間な気がする。
東京では、冬の訪れを告げる「木枯らし1号」の発表がないまま冬を迎えた。
2年連続で木枯らし1号が吹かなかった。
これは、統計が残る昭和26年以降初めてのことだ。
「木枯らし1号」は、気象庁が東京と近畿地方で発表していて、
東京では10月半ばから11月末までに西高東低の冬型の気圧配置となって
北寄りの風が吹き、最大風速がおおむね8メートル以上に達することを基準としている。
近畿地方では先月4日に木枯らし1号が吹いたが、
東京では対象期間の最終日となる先月30日も基準を満たす風が吹かず、
今年の木枯らし1号は「発生せず」。
統計が残る昭和26年以降、木枯らし1号が吹かなかったのは6回目で、
2年連続は初めてだそう。
気象庁は「ことしは高気圧に覆われる日が多く、
冬型の気圧配置が強まらなかった」としている。
となると、今年の冬は暖冬?
気象庁の長期予報によると、この冬は寒気の南下が弱く、
冬型の気圧配置が長続きしないと予想され、
全国的に気温は平年並みか高くなる見込みだという。
地球温暖化が指摘されて久しい。
温暖化だから雪は減るのではないか・・。
どうもそうではないらしい。
地球温暖化が進むと、北海道や信越、北陸地方の内陸など一部の地域で、
冬場の極端な豪雪が増えるとするシミュレーション結果を、
気象研究所が過去に発表している。
全国的には気温が上がって雪が減るが、
地域によっては「ドカ雪」が降る気象条件が生じやすくなる。
現在は10年に1度しか降らないような大雪がたびたび降るようになり、
そうした場合の雪の量も増えると予測。
それは、温暖化で大気中に含まれる水蒸気量が増え、
全国的に降水量が増えることがドカ雪の原因という。
上空の水蒸気が気温0度を超えると雨になるが、氷点下になれば雪になる。
そのため、温暖化で気温が上昇しても上空の気温が0度を下回る寒冷地域では、
雪が雪のままで降ってくる。
日本でこうした地域は、北海道の山間部と北陸地方の山間部が当てはまるという。
さらに、冬季に中国大陸から日本列島へ向かって日本海上空に現れる
「日本海寒帯気団収束帯」と呼ばれる帯状の雲が、北陸地方にドカ雪をもたらす。
ドカ雪の発生頻度は10年に1度から、
将来予測の計算上では4、5年に1度程度まで増える恐れがあるという。
しんしんと降り積もる雪は減るが、集中的に一気に降る雪は逆に増える。
温暖化が進んでも引き続き大雪への備えは必要なのだ。

師走の初日、八王子の朝は潔い寒さ。
バスや鉄道乗務員のコート姿が新鮮だ。
春、花で楽しませてくれた桜には既に葉もなくなっている。
寒々とした幹に手を当てると、意外にもフカフカ。
覆っている苔がマフラーの役目を果たしている、そう感じた。

「時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。
静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力を蓄えている。
蓄えられた力がなければ時が来ても成就しないであろう」
松下幸之助
もう春を待つ
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生きる意味
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