浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2020年3月16日 今年は何を感じさせてくれるかな

今年のホワイトデー、東京では「春」と「冬」がプレゼント交換をした。
14日土曜の関東は、それまでの暖かさから一転して真冬のような寒さとなり、
平野部でも雪やみぞれが降った。
東京都心では、日付が変わった午前0時すぎに12度を超えていた気温が日中にかけてどんどん下がり、
午後3時には1.9度と、13日の同じ時間と比べて16度も低くなった。
八王子では積もりこそしなかったが、ホワイトデーに白い雪の華が舞った。
一方、気象庁は土曜午後、「東京でサクラが開花した」と発表した。
東京 千代田区の靖国神社に、午後2時に気象庁の担当者が訪れ、
開花の目安となっているソメイヨシノに五輪以上の花が咲いているのを確認し、
「東京でサクラが開花した」と発表した。
東京のサクラ開花の発表は、平年より12日早く、
昭和28年に統計を取り始めてから最も早い開花午後2時の都心の気温は2.5度と、
真冬のような寒さの中での開花発表だった。
気象会社の予想によると、
来週にかけて、西日本や東日本の各地で平年よりも早くサクラが開花する見込みだそうだ。
桜が咲き始めるこの時期。春を感じてワクワクするこの季節。
しかし今年は新型コロナウイルスの影響で
そうワクワクしていられないのが現実である。
新型コロナウイルスのさらなる感染拡大を防ぐため、国土交通省は、
すべての国営公園において飲食を伴った宴会を自粛するよう、
利用者に対して要請、公園内での売店の設置やお酒の販売を見合わせの通知を出した。
各地で花見自粛の動きが強まる中、愛媛県の中村知事は、
「何もかも萎縮するとどんどん経済が悪くなってくる」と、
県として花見の一斉自粛は求めない方針を示した。
自粛を求めない代わりに、大人数での開催や混雑、
オードブル形式での会食を避けるほか、
せきエチケットやマスクの着用に配慮するよう呼びかける看板を設置して対応するという。
桜の木の下、皆でゆっくり飲んだり食べたりの花見は厳しいようだが、
一所懸命咲く「花」から今年も何かを感じたい。
いつもより白い
今年は何を感じさせてくれるかな

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