番組について
ONAIR REPORT
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今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
ONAIR REPORT
◆10月23日(月)
イエス 「オーナー・オブ・ア・ロンリー・ハート」

イギリスを代表するプログレッシブ・ロックバンド、イエスは1968年に結成されます。クラプトンが在籍したクリームの解散コンサートで、オープニング・アクトを飾り、次の時代のスーパーグループの到来と絶賛されます。しかし、バンドのメンバー・チェンジが激しく、特にバンドの中心人物で、ボーカルのジョン・アンダーソンが脱退し、バグルスのトレバー・ホーンとジェフ・ダウンズがバグルスがあるにもかかわらず、そのまま加入してしまったため、「このバンドはイエスではない」というファンの反感を買ってしまい、バンドは一時解体してしまいます。
その後、元バグルスの2人が抜け、再びジョン・アンダーソンが復帰したことで、1983年にイエスは復活します。その脱退した元バグルスのトレバー・ホーンを今度は、プロデューサーとして迎え、アルバム「ロンリー・ハート」をリリースし、300万枚を超えるセールスを記録しました。この曲「オーナー・オブ・ア・ロンリー・ハート」は、アルバムに収録されている曲で、見事全米bPに輝きました。

◆10月24日(火)
田中聖児 「ビューティフル・サンデー」

昭和41年「ナショナル10人抜きのど自慢」で優勝。昭和43年「NHKのど自慢全国大会」で優勝という華やかな経歴と抜群の歌唱力が話題になり、NHKの幼児番組「おかあさんといっしょ」の初代うたのおにいさんになります。
「ビューティフル・サンデー」は、1976年、TBSのテレビ番組「おはよう720」のコーナーテーマに起用されてヒットし、その年の紅白歌合戦にまで出場しました。この曲は、もともとダニエル・ブーンの1972年のヒット曲で、日本ではまったく売れなかったのですが、田中聖児がカバーしたことで、1976年にオリコンでは、15週にわたって1位を記録し、200万枚のシングルレコードを売り上げました。また、翌年の選抜高校野球の入場行進曲にまでなりました。
「ビューティフル・サンデー」がヒットした後も、「みんなのうた」の、子供向けの曲を作ったり、現在もファミリー・コンサートなどで勢力的に活動するなど、「永遠のうたのおにいさん」として活躍しています。

◆10月25日(水)
フォー・シーズンズ 「シェリー」

フォー・シーズンズの中心メンバーで、リード・ボーカルだったフランキー・バリは、イタリア系の移民で、ニューヨークの下町で貧しい暮らしを強いられていましたが、トニー・ベネットやフランク・シナトラに憧れ、歌手を志します。10年近い下積み生活で、歌手の道を諦めかけていた時、フランキーのパワフルなファルセット・ボイスを活かした白人のドゥーワップ・グループ、フォー・シーズンズを結成します。
1962年、この「シェリー」でデビューし、いきなり全米bPヒットになり、60年代、ビーチ・ボーイズと共にアメリカを代表するヒット・メーカーになりました。この曲は、作者のボブ・ゴーディオが「テリー」というタイトルで書いていたのですが、プロデューサー・ボブ・クリュウの提案で「シェリー」になったというエピソードがあります。
フォー・シーズンズは、ソロでも「君の瞳に恋している」などの大ヒットを放つほど素晴らしい歌声を持ったフランキー・バリ、時代の変化に対応してキャッチーな曲を作り続けたライターのボブ・ゴーディオ、そして、プロデューサーであるボブ・クリュウ、3人の才能の結晶だと言われています。
なお、この “フォー・シーズンズ” というグループ名は、ホテルの名前からではなく、フランキー・バリの出身地であるニュージャージー州にあったボーリング場から取られています。

◆10月26日(木)
葛城ユキ 「ボヘミアン」

高校卒業後、バレーボール選手を目指していた葛城ユキ。1974年、世界歌謡祭の入賞曲である「木曾は山の中」が注目されて、1980年にファーストアルバム「寡黙」で、メジャー・デビューを果たします。このアルバムに収められていた「悲しみのオーシャン」が高い評価を集め、ヒットします。
そして、1983年に、声量のあるハスキー・ボイスが、彼女の特徴として挙げられるシングル「ボヘミアン」が大ヒットし、本格的な女性ボーカリストとして脚光を浴びると共に、この曲が収められていたアルバム「ランナー」もゴールドディスクを獲得します。
さらに、日本人女性ロックボーカリストとして、初めて中国やモンゴルでコンサートを開くなど、中国やモンゴルで最も人気のある日本人女性ボーカリストとして活躍します。しかし、2003年にテレビ番組の収録中に大怪我を負って、活動を休止せざるを得ない状況に追い込まれますが、驚異的な回復力で見事に復帰し、現在も全国各地でライブを行なっています。

◆10月27日(金)
ビリー・アイドル 「モニー・モニー」

もともと、セックス・ピストルズの親衛隊だったビリー・アイドル、1977年にその影響をもろに受けたジェネレーションXをいうパンク・バンドでデビューしますが、あっけなく解散。単身でイギリスからアメリカにわたり、1981年にこの曲「モニー・モニー」でソロ・デビューします。この時、「モニー・モニー」は大して話題にならず、1983年にリリースした「反逆のアイドル」でグラミー賞最優秀男性ロックボーカルパフォーマンス賞にノミネートされ、成功を収めます。
そして1987年、テレビで放映されたライブがきっかけで、ソロ・デビューシングル「モニー・モニー」が再び注目され、全米でbPに輝きます。実はこの曲は、トミー・ジェームス&ザ・ションデルスの1968年のヒット曲で、オリジナルは1位をゲットできなかったものの、この曲をカバーしたビリー・アイドルがリバイバルヒットで、bPを獲得します。その後、ビリー・アイドルは、ハーレーで事故に見舞われ、重傷を負うものの、映画「スピード」の主題歌を担当したり、去年は久しぶりにニューアルバムもリリースし、パンク魂が健在であるところを見せています。



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