番組について
ONAIR REPORT
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今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
ONAIR REPORT
◆2月26日(月)
キンクス 「ユー・リアリー・ガット・ミー」

ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フーとともにイギリスの4大バンドのひとつに数えられているキンクス。
1963年、デイブ・デイビスとピート・クエイフの在籍したバンド、レイヴェンズにデイブの兄であるレイ・デイビスとミック・エイボリーが加わり、バンド名をキンクスに改め、パイ・レコードと契約を結び、1964年リトル・リチャーズのカバー曲「のっぽのサリー」でデビュー。デビューから1年以内でヒットが出なければ解雇といわれていたが、セカンドシングルまで全くヒット作が生まれず、危機感を持って発表した3作目がこの曲「ユー・リアリー・ガット・ミー」。
独特の荒削りで割れるようなファズ・サウンドで、ダイナミックな演奏が話題となり、「キンキー・サウンド」と呼ばれ、イギリス、アメリカでも大ヒット、一躍スターダムにのし上がります。この曲はバン・ヘイレンのデビュー曲になるなど、後のロック・バンドに大きな影響を与え、ジャムやプリテンダーズもキンクスの曲をカバーし、ヒットを記録しています。
キンクスは、アルバムにストーリー性を持たせ、ロック・オペラと呼ばれるような3枚の作品も発表し、ロック界に大きな足跡を残しました。
しかし、レイとデイブ兄弟の不仲が顕著になり、アルバムのセールスも落ち込み、長い間低迷期をむかえ、アルバムも発表していませんでしたが、最近また再始動の話が持ち上がっています。

◆2月27日(火)
ZOO 「Choo Choo TRAIN」

ダンス・ユニット、ズーは、TRFのYU-KI、そして、エグザイルのHIROが在籍していました。
1989年に結成、1990年シングル「ケアレス・ダンス」でデビューし、95年12月25日に解散。
90年代前半の日本の音楽シーンを爽快なメロディ・ラインとダンスで席巻しました。この曲は、91年にリリースした4枚目のシングルで、100万枚というミリオン・セールスを記録し、ZOO最大のヒット曲になりました。
「チュー・チュー」という言葉は、蒸気機関車の「しゅっぽ、しゅっぽ」という音を英語で表すときの擬音語で、JR東日本のスキーのキャンペーンソングになり、冬を代表するヒット曲になりました。
ZOOの出世作と同時に、作曲を担当した中西圭三もスポットを浴び、中西本人がセルフカバーし、注目を集めました。
その後も、2人組のユニット、ブリッジやエグザイルがカバーするなど、今なお歌い継がれる名曲になっています。

◆2月28日(水)
ジャック・ワグナー 「オール・アイ・ニード」

1983年からスタートした「ジェネラル・ホスピタル」という人気ソープオペラ、いわゆる連続メロドラマで、フリスコ・ジョーンズという役名で、全米で一躍有名になったジャック・ワグナー。
1984年、この曲「オール・アイ・ニード」で歌手としてデビューし、85年、全米2位を記録します。
2枚目の俳優、ミュージシャンとしても人気を博したリック・スプリングフィールド同様、ジャック・ワグナーも甘いマスクで、人気ドラマの出身で、デビュー曲がヒットしたこともあって、「第2のリック・スプリングフィールド」と期待されます。
そして、セカンド・アルバム『ライティング・アップ・ザ・ナイト』では、ダイアン・ウォーレンやディビッド・フォスターといった蒼々たるヒットメイカー陣が名前をそろえますが、その後、ヒット曲は生まれませんでした。
しかし、その後、エミー賞にノミネートされるなど、俳優として成功を収め、歌手としても2005年に5枚目のアルバム『ダンシング・イン・ザ・ムーンライト』をリリースするなど、活動も続けています。

◆3月1日(木)
エポ 「うふふふ」

1980年3月シュガー・ベイブの名曲「ダウン・タウン」でデビューしたエポ。
東京女子体育大学に在籍しながら、デビュー前から竹内まりやの「セプテンバー」にコーラスで参加したり、CMソングを手掛けたりとミュージシャンとして、コーラスに定評がありました。
この曲「うふふふ」は、6枚目のシングルとして1983年に発売された曲で、資生堂の春のキャンペーンソングとなり、オリコンのトップ5にもなるという、エポ最大のヒットを記録します。この曲が収められたアルバム『ビタミン・エポ』には、「オレたちひょうきん族」のエンディング・テーマになった「土曜の夜はパラダイス」も含まれていて、上質ポップ・センスと、その時代をうまく捕らえたサウンドで、エポ初期の音楽性がストレートに表現されています。
その後も、「太陽にパンプ、パンプ」や「12月のエイプリル・フール」などのヒット曲を生み出しますが、最近では、自分のオリジナル作品と芝居を合わせた「シアトリカル・エポ」と呼ばれている舞台を展開するなど、パフォーマーとしての新しい表現スタイルが注目を集めています。
現在「うふふふ」は、ダイハツ・ミラのCMソングとしても使われています。

◆3月2日(金)
ピーター、ポール&マリー 「パフ」

ピーター、ポール&マリーは、全米で1960年代に最も成功を収めたフォーク・グループのひとつ。ニューヨーク、グリニッジビレッジ出身のピーター・ヤーロウ、ポール・ストーキー、そして、紅一点のマリー・トラバースの3人が1961年に結成し、1962年「レモン・トゥリー」でデビューします。
デビュー曲はあまりヒットしませんでしたが、2本のギターと3人の絶妙なハーモニーによって構成されたサウンドは、シンプルながらも多くの人々の心を捉えます。続いてリリースした「500マイルも離れて」、「花はどこへいった」、「天使のハンマー」がヒットし、これらの曲を収めたデビューアルバム『ピーター、ポール&マリー』は、7週間連続でナンバー1に輝きます。そして10ヶ月間もアルバムチャートのトップ10に君臨し、さらに3年以上もトップ100に留まり、世界中にフォーク・ブームを巻き起こします。さらに彼らは、60年代の社会や政治的な動き、公民権運動やベトナム反戦運動においても先導的な役割を果たします。
この曲は、1963年にリリースしましたが、実は、ピーターがコーネル大学在学中に寮で同じ部室だったレニー・リプトンが書いた「魔法の龍の詩」に触発されて書いた曲で、ミリオン・ヒットを記録し、今も多くのアメリカ人に歌われています。
日本でも、「おかあさんといっしょ」や、幼児英語教育の定番ソングになり、子供から大人まで幅広く愛されています。
ピーター、ポール&マリーは、1971年に解散しますが、1978年、原発反対運動の支援コンサートのために再結成し、以来、年間40回のコンサートを毎年行うなど、ライブを中心に活動しています。



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