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ONAIR REPORT
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◆今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
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◆11月26日(月)
ザ・パワー・ステーション   「サム・ライク・イット・ホット」

シックのドラム、トニー・トンプソン、デュラン・デュランのベース、ジョン・テイラー、ギター、アンディ・テイラー、そしてボーカルのロバート・パーマーというジャンルとキャリアを超えたスーパー・ユニット、ザ・パワー・ステーション。80年代に爆発的な人気を誇ったアイドル・グループ、デュラン・デュランのギター、アンディ・テイラーが憧れであるロバート・パーマーと一緒にバンドを組みたいということスタートし、プロデューサーにシックのベーシスト、バーナード・エドワードを立てて、1985年にデビューアルバム『ザ・パワー・ステーション』を発表します。このアルバムからの1stシングルとなったのがこの曲「サム・ライク・イット・ホット」で、ファンキーなリズムにソウルフルなボーカル、そして、奔放にうねるギター・サウンドの融合が話題を呼んで、大ヒットします。特にそれまで、アイドル・グループに見られていたデュラン・デュランのアンディとジョンの2人はミュージシャンとしての実力が認められます。
続くTレックスのカバー曲「ゲット・イット・オン」もオリジナル以上の評価を得て、ライブツアーを試みますが、ロバート・パーマーが拒否したために、別のボーカルを迎えて、ツアーを行い、ツアー終了後メンバーは、それぞれのグループ、ソロ活動に戻ります。しかし、1996年に突如再結成が発表され、ジョン・テイラー以外の3人で2ndアルバム『リビング・イン・フェア』を発表し、来日公演も行われます。ただ、2003年にロバート・パーマーとトニー・トンプソンがそれぞれ亡くなっており、オリジナルメンバーでの再結成は不可能となっています。

◆11月27日(火)
原田知世  「時をかける少女」

1982年、「角川映画大型新人募集」で特別賞を受賞したことがきっかけで、テレビ版の「セーラー服と機関銃」で女優としてデビューした原田知世。このドラマの主題歌である「悲しいくらいほんとの話」で、歌手としてもデビューを果たします。
そして、1983年、筒井康隆原作、大林宣彦監督作品である『時をかける少女』でスクリーンデビュー。この曲「時をかける少女」は、その映画の主題歌であり、シングルの売り上げが50万枚を超し、原田知世にとって最大のヒット曲になります。この映画で日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン賞新人賞等の賞を獲得し、その後、「愛情物語」「天国にいちばん近い島」で、映画と同じタイトルの主題歌をヒットさせます。さらに1985年には映画「早春物語」で、同じタイトルの主題歌を歌い、紅白歌合戦にも初出場を果たします。
また、1987年公開の映画「私をスキーに連れてって」で主演し、全国的にスキーブームとなる、社会現象を巻き起こしました。デビュー当初は、女優業がメインでしたが、90年代に入ると、歌手活動も積極的に行うようになり、ムーン・ライダーズの鈴木慶一、トーレ・ヨハンソン、ゴンチチのプロデュースのもとで質の高い作品を作り続けています。
今年デビュー25周年を迎え、明日、ニューアルバム『ミュージック&ミー』をリリースしますが、その中にこの「時をかける少女」のセルフカバーも収められています。

◆11月28日(水)
エイス・ワンダー  「ステイ・ウィズ・ミー」

1985年に、イギリスで17才のパッツィ・ケンジットを中心に結成された6人組、エイス・ワンダー。パッツィ・ケンジットは、6歳で映画『華麗なるギャツビー』でスクリーンデビューするなど、幼い頃から子役として芸能界で活躍していたのですが、お兄さんが結成していたスパイスというバンドにリード・ボーカルとして参加し、1986年、エイスワンダーとして、この曲「ステイ・ウィズ・ミー」でデビューします。
本国イギリスではほとんど話題にならなかったのですが、イタリアと日本で人気を博し、大ヒットします。特に日本では、超ミニスカートで歌うプロモーションビデオがMTVで連日のように放映されて、また、同じ時期にデビッド・ボウイが出演した映画『ビギナーズ』にも出演したことで、人気が高まり、洋楽チャートで1を獲得します。
その後、バンドは4人組となり、本国イギリスでは、ペット・ショップ・ボーイズが提供した楽曲「モンマルトルの森」がイギリスでもトップ10ヒットとなるのですが、パッツィが女優としてのキャリアを優先させたいということで、1989年にエイス・ワンダーは解散してしまいます。
パッツィ自身、映画『リーサル・ウェポン2』に出演し、ハリウッド進出も果たし、女優として成功を収めます。世界的な女優として期待されるのですが、シンプル・マインズのジム・カー、オアシスのリアム・ギャラガーなどと結婚離婚を繰り返し、ゴシップで芸能面を騒がせています。

◆11月29日(木)
バービーボーイズ  「目を閉じておいでよ」

ボーカルの杏子、ボーカル&ソプラノサックスのコンタ、ギターのいまみちともたか、ベースのエンリケ、ドラムのコイソの5人から成るバービーボーイズ。コンタといまみちが在籍していたマンブル・マーフィーというバンドに、コイソ、杏子、エンリケが加わり、バービー人形が由来となって、バービーボーイズを結成。
1983年、CBSソニーオーディションでグランプリを獲得し、1984年「暗闇でダンス」でメジャーデビューを果たします。コンタと杏子の男女のツインボーカルが特徴で、恋愛における男女の心理状況をそれぞれが歌うというスタイルで人気を集めていきます。
そして、3枚目のアルバム『3rdブレイク』で文字通りブレイクし、1987年武道館ライブを果たし、1988年には、代々木第1体育館2デイズをはじめ、東京ドームでのコンサートも成功を収めます。
この曲「目を閉じておいでよ」は、1989年にリリースした10枚目のシングルで、本人たちも出演した、資生堂トレンディのCMソングとしてヒットします。しかし、この頃からコンタがドラマ「愛しあっているかい」に出演、杏子がミュージカル「マランドロ」に参加、エンリケがバイシクルというバンドをプロデュースするなど個人の活動が目立つようになり、1992年1月渋谷公会堂でのライブを最後に解散しました。

◆11月30日(金)
ルベッツ 「シュガー・ベイビー・ラブ」

イギリス、ロンドン出身のルベッツは、1974年に、アラン・ウィリアムス、トニー・ソープ、ミック・クラーク、ビル・ハード、ジョン・リチャードソン、ピーター・アーニソンの6人で結成されました。トニー・ウェディングトンとウェイン・ビッカートンの2人のライターチームが書いたこの曲「シュガー・ベイビー・ラブ」をレコーディングするバンドがいなかったことで、ウェインがセッション・ドラマーのジョン・リチャードソンにスタジオ・ミュージシャンを集めてバンドを結成しないかと提案したことがきっかけでルベッツが結成されます。そして、出来のいいデモ・テープが仕上がり、そのテープがそのままデビューシングルとなり、全英bPに輝きます。
その後も、「ジューク・ボックス・ジャイブ」「アイ・キャン・ドウ・イット」などのヒット曲を連発しますが、まず、ピーターが脱退、次にビルとトニーが脱退し、3人編成になってしまい、1982年にルベッツは一度解散してしまいます。しかし、1985年、ドイツのプロモーターがルベッツのライブ・ツアーを企画したことで、ルベッツは再結成し、現在も定期的にライブを行っています。
日本では、1988年にウィンクがデビュー曲として取り上げたのをはじめ、2003年にはドラマ『ウォーター・ボーイズ』で使われたことで、リバイバル・ヒットしています。

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