番組について
ONAIR REPORT
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◆今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
ONAIR REPORT
◆6月16日(月)
ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー  「エンドレス・ラブ」

ブルック・シールズ主演の映画「エンドレス・ラブ」の主題歌として、1981年、9週連続全米1に輝いたこの曲「エンドレス・ラブ」。コモドアーズの中心メンバーでボーカル、ソングライティング、プロデュース担当として注目が集まりだしたライオネル・リッチーに、フランコ・ゼフィレリ監督がインストゥルメンタルの主題歌を作ってほしいと依頼します。そこで、コモドアーズ用に作った曲で、歌詞の付いていないこの曲のデモテープを聞かせたところ、ゼフィレリ監督の考えが変わり、ダイアナ・ロスとのデュエットを提案。その頃、ダイアナ・ロスは、モータウンを移籍したばかりでしたが、今までお世話になったモータウンのお願いということで、ワンポイント契約を結び、ダイアナ・ロスとライオネル・リッチーのデュエットが実現することになりました。しかし、2人とも多忙を極め、レコーディング時間の調整を合わせることが出来ず、2人の中間点となったネバダ州の砂漠のスタジオで、夜中の3時からわずか2時間で完成。
映画そのものは、その年の最悪の映画の賞であるラズベリー賞に輝くなど、惨憺たる結果でしたが、この曲は、アカデミー賞主題歌賞に輝き、モータウン最大のヒット曲になり、今でも結婚式で必ず使われる歴史的な名曲となっています。1994年には、マライヤ・キャリーとルーサー・ヴァンドロスがデュエットし、リバイバル・ヒットしました。

◆6月17日(火)
ヒロシ&キーボー  「3年目のうわき」

寺内タケシがブルージーンズを脱退して1966年に結成した寺内タケシとバニーズ。そのグループのボーカルとして、17歳で芸能界デビューした黒沢博。黒沢博は、黒沢年男の弟として有名ですが、11歳のときにエルビス・プレスリーの歌を聴いて、歌手になる決心をしたそうです。
この曲「3年目のうわき」は、「別れても好きな人」などのデュエット・ソングの歌謡曲を多く作詞・作曲した佐々木勉が書いた曲で、黒沢博ことヒロシとオーディションで選ばれたキーボーのデビュー曲として、1982年にリリースされました。男女のデュエット・ソングとしては、「カナダからの手紙」以来、4年ぶりにオリコンシングル・チャートで1位を獲得し、130万枚のセールスを記録。日本有線大賞「最優秀新人賞」、全日本有線放送大賞「最優秀新人賞」を受賞しました。
翌1983年に続編となる「5年目の破局」をリリースしましたが、「3年目のうわき」ほどパッとせず、ヒロシ&キーボーは解散。しかし、この曲は、現在もなお、カラオケの人気デュエット・ソングとして根強い人気があります。

◆6月18日(水)
ジョン・トラボルタ&オリビア・ニュートン=ジョン  「愛のデュエット」

イギリス人で初めてグラミー賞の最優秀女性カントリーボーカル賞を受賞したオリビア・ニュートン=ジョン。彼女が、アイドル路線からの脱皮を図って、初めて出演したのが、映画『グリース』で、この曲「愛のデュエット」は、その主題歌として、共演者であるジョン・トラボルタとデュエットし、大ヒットしました。
映画『グリース』は、1972年からブロードウェイでロング・ラン・ヒットしていたミュージカルを映画化したもので、オリビアは脚本家のアラン・カーから「サタデー・ナイト・フィーバー」で大成功を収めたジョン・トラボルタの相手役をやってほしいという打診を受けました。それまで清潔感あふれるアイドルだったオリビアが、最後のシーンで、革ジャンをまとって、タバコをくわえながら登場するシーンがあることで、出演するかどうかを大いに悩んだそうですが、映画が公開されると、公開3日間の興行収入が1千万ドルを超す大ヒットとなり、女優としても成功を収めました。また、この曲「愛のデュエット」は、アメリカのみならず、イギリスでも9週連続1に輝き、アカデミー賞歌曲賞にもノミネートされました。
この映画のヒットをきっかけに、オリビアの音楽もポップ路線へ変更し、続く主演映画『ザナドゥ』からも「ザナドゥ」がヒットし、81年には「フィジカル」が全米で10週連続1というオリビア最大のヒットを記録します。さらに1984年には、再びジョン・トラボルタと映画『セカンド・チャンス』で共演し、「テイク・ア・チャンス」という曲でデュエットしました。

◆6月19日(木)
中山美穂&ワンズ  「世界中の誰よりきっと」

1985年、ドラマ「毎度おさわがせします」に出演し、注目を集め、シングル「C」で歌手としてデビューした中山美穂。その後、「ママはアイドル」「君の瞳に恋してる!」などのドラマに出演し、高視聴率を叩き出し、歌手としても「キャッチ・ミー」「ユーアー・マイ・オンリー・シャイニン・スター」などの1ヒットも生み出し、女優としても歌手としても成功を収めます。
1992年に中山美穂、的場浩二が主演したドラマ「誰かが彼女を愛してる」の主題歌として180万枚を超すセールスを記録したこの曲「世界中の誰よりきっと」。織田哲郎が手掛けた楽曲で、中山美穂が、91年にデビューした上杉昇、柴崎浩、木村真也からなる3人組ワンズとのデュエット・ソングとして発表し、大ヒットしました。この曲のヒットがきっかけで、ワンズはブレイクし、この曲の前にリリースしていた3枚目のシングル「もっと強く抱きしめたなら」がオリコンチャートに登場して29週目にして1位となり、「時の扉」「愛を語るより口づけをかわそう」が3作連続でミリオンセールスを記録しました。
この曲はオリコンが集計を始めて最も売れたデュエットソングとして知られている名曲で、去年、トヨタ「ノア」のCMソングとして、酒井法子がカバーして話題になりました。

◆6月20日(金)
アン・ウィルソン&マイク・レノ  「パラダイス〜愛のテーマ」

映画「フットルース」のサントラからの3枚目のシングルとしてリリースされ、全米7位を記録したこの曲「パラダイス〜愛のテーマ」。アメリカ、シアトル出身ながら、カナダでブレイクしたハードロック・バンド、ハートのボーカル、アン・ウィルソンと、カナダ、バンクーバー出身のロック・バンド、ラヴァー・ボーイのボーカル、マイク・レノのデュエット・ソングとして大ヒットしました。
もともとこの曲は、「オール・バイ・マイセルフ」などのヒット曲で知られているエリック・カルメンが手掛けて、エリックとボニー・タイラーがデュエットする予定でしたが、映画の脚本を手掛け、サントラのすべての作詞を担当したディーン・ピッチフォードが、緻密なマーケティングに基づき、映画のシーンにあったアーティストを起用したいという意向からアン・ウィルソンとマイク・レノのデュエットになりました。
この曲のヒットを足がかりに、ハートは劇的なカムバックを果たし、ラヴァー・ボーイも80年代を通して活躍しました。
その後、この曲はドラマ「金曜日の妻たちへ」の主題歌になりましたが、現在は、結婚式のケーキ入刀の時に使われる人気の楽曲になっています。

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