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ONAIR REPORT
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◆今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
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◆10月 6日(月)
スティーブン・スティルス  「ラブ・ザ・ワン・ユーアー・ウィズ〜愛への讃歌〜」

アメリカ、テキサス州出身のスティーブン・スティルス。 フロリダ大学に通っていた頃、フォーク・ミュージックにひかれ、ニューヨークへ渡り、 1966年、ロサンゼルスでニール・ヤングらと、 “バッファロー・スプリングフィールド”を結成。 2年後に解散し、元バーズのデイヴィッド・クロスビー、 元ホリーズのグラハム・ナッシュと“クロスビー・スティルス&ナッシュ”を結成。
3人のコーラス・ワークとアコースティック・ギターの見事なアンサンブルで 新風を巻き起こし、グラミー賞新人賞にも輝きます。 そこへ、ニール・ヤングが加わり、”クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング”となり、アルバム『デ・ジャブ』を発表。 700万枚のセールスを記録し、ウッドストックでもハイライトとなりますが、1971年 ライブアルバム『4ウェイ・ストリート』を発表すると、バンドは解散してしまいます。
この曲「ラブ・ザ・ワン・ユーアー・ウィズ〜愛への讃歌」は、『デ・ジャブ』を出した後に、発表したスティーブン・スティルスの初ソロアルバムからのシングル曲。 後にアイズレー・ブラザーズもカバーしたヒット曲で、全米14位を記録しました。 その後も、ソロとして活動しますが、”クロスビー・スティルス&ナッシュ”として活動、解散、再開を繰り返し、2006年には、全米35ヵ所を巡るツアーを行い、 話題になりました。 昨年末、前立腺がんと発表されましたが、今年初めに手術を受け、現在は、 元気にヨーロッパツアーを行っています。

◆10月 7日(火)
大橋純子  「シルエット・ロマンス」

北海道、夕張市出身の大橋純子。短大時代に北海道大学の軽音楽部でバンドを結成すると、ソウルフルな歌唱力で注目を集めます。その後、プロになるため上京し、ヤマハ音楽振興会でアルバイトをしながら、会社の仲間と「スーパーマーケット」というバンドを結成。オーディションを受け、ソロとして、1974年、シングル「鍵はかえして」、アルバム『フィーリング・ナウ』でデビューしました。
2作目となった「ペイパー・ムーン」が高い評価を受けた後は、後に一風堂を結成する土屋(つちや)昌巳(まさみ)らと、美乃家(みのや)セントラル・ステイションとして活動を開始。数々のヒット曲を放ち、実力派ボーカリストとしての地位を確立します。
この曲「シルエット・ロマンス」は、作詞を来生(きすぎ)えつこ、作曲を来生(きすぎ)たかおが担当。1981年に発表した楽曲でしたが、翌1982年になってから売れ始め、ロングヒットとなり、オリコンのシングルチャートで7位を記録し、その年のレコード大賞最優秀歌唱賞を受賞しました。昨年は、深刻な財政難に陥っている夕張市を応援する、チャリティー・カバー・アルバム『テラ』を発表。売上金の一部と歌唱印税を夕張市に寄付して話題になりました。

◆10月 8日(水)
ブライアン・フェリー 「ドント・ストップ・ザ・ダンス」

イギリス、ダーハム出身のブライアン・フェリーは、ニューキャッスル大学で、 美術を専攻し、イギリスのポップ・アートの父と言われているリチャード・ハミルトンの門下生となり、画家を目指して、ロンドンに移り住みますが、次第にその興味は、音楽へと変わっていきます。美術教師をしながら、曲作りを始め、ブライアン・イーノらと6人組のロキシー・ミュージックを結成し、1972年、アルバム『ロキシー・ミュージック』でデビューします。
ブライアン・フェリーは、バンド活動と並行してソロ活動も行い、1973年に全曲カバーアルバム『愚かなリ、わが恋』を発表します。ブライアン・イーノがバンドを脱退すると、ブライアン・フェリーがバンドを引っ張っていきますが、76年にバンドは解散してしまいます。しかし2年後に再結成し、最終的には ブライアン・フェリー、フィル・マンザネラ、アンディ・マッケイの3人組となり、 1982年アルバム『アバロン』で頂点を極めますが、フェリーは再びソロ活動を 始めます。
この曲は、1985年に発表したアルバム『ボーイズ&ガールズ』からのヒット曲で、 日本では、富士フィルムのCMソングになり、本人もCMに出演し、日本でも 大ヒットしました。1997年には「TOKYO JOE」が木村拓哉主演のドラマ「ギフト」の主題歌に 使われましたが、2001年にはロキシー・ミュージックが再々結成し、日本公演も 行われ、大いに話題になりました。

◆10月 9日(木)
ボイス 「24時間の神話」

北海道、白老町(しらおいちょう)出身の別所秀彦、芳彦の双子兄弟デュオ、ボイス。 2人が中学生のときに見た兄のライブに感動し、一緒にギターをはじめ、 高校に入ると海彦山彦というユニット名で苫小牧(とまこまい)を中心にライブ活動を開始し、 人気を博します。高校卒業後は、活動の拠点を札幌に移し、話題のユニットになりますが、自分たちの歌うライブハウスが次々と閉鎖され、活動の場を求めて上京、楽曲作りに専念し、1993年、この曲「24時間の神話」で念願のメジャーデビューを果たしました。
この曲は、テレビドラマ「誘惑の夏」の主題歌となり、大ヒットし、 「日本有線大賞新人賞」「全日本有線放送大賞・新人賞」を受賞しました。 韓国のチェ・ジニョンをはじめ、アジア各国でこの曲がカバーされ、 ヒットしていますが、2002年には、アンプラグドバージョンの「24時間の神話」を 発表しました。
昨年、12年ぶりにフルアルバムとなる『夢アルバム』を発表し、現在、 北海道を中心にデビュー15周年記念ライブツアーを行っています。

◆10月 10日(金)
ロビン・ザンダー 「イン・ジス・カントリー」

アメリカ・イリノイ州出身のロビン・ザンダー。12歳でギターを始め、高校卒業後、スコットランドのグラスゴーで活動をスタート。その後、アメリカ・シカゴで、リック・ニールセン、トム・ピーターソン、バーニー・カルロスと共に“チープ・トリック”を結成。1977年、アルバム『チープ・トリック』でデビューします。
しかし、本国アメリカではあまり評価されず、まず、日本で、人気に火が付きます。そして、1978年、日本でのみ発売されたアルバム『ライブ・アット・武道館』が、アメリカに逆輸入。全米4位を記録し、本国・アメリカでも人気バンドとなります。1980年にトムが脱退し、一時、人気が低迷しますが、1987年に再加入し、「永遠(えいえん)の愛の炎」が全米ナンバー1に輝きました。
ロビンは、ジャクソン・ファミリーの長女・レビー・ジャクソンのアルバムにデュエットで参加して、初めてソロとしてのキャリアをスタートさせます。1987年には、シルベスター・スタローン主演の映画『オーバー・ザ・トップ』に、この曲「イン・ジス・カントリー」を提供し、話題になりました。日本では、F1グランプリのテーマ曲に抜擢されて、大ヒット。ソロとして最大のヒットは、映画「テキーラ・サンライズ」の挿入歌である「サレンダー・トゥ・ミー」をハートのアン・ウィルソンとデュエットし、全米6位を記録しました。1993年には、初ソロアルバム『ロビン・ザンダー』を発表。チープ・トリックとしては、2006年、アルバム『ロックフォード』を発表。さらに今年4月には武道館公演を行い話題になりました。


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