番組について
ONAIR REPORT
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◆今までの永遠のメロディ
   
PART2 永遠のメロディー
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◆12月 8日(月)
ポール・マッカートニー&マイケル・ジャクソン  「セイ・セイ・セイ」

“世界で最も有名なシンガー・ソングライター”ポール・マッカートニーと、“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンのデュエットソング「セイ・セイ・セイ」。ジョン・レノンが射殺されるという衝撃的な事件のショックで音楽活動を中断していたポール・マーカットニー。ようやく創作意欲を持ち始めたとき、プロデューサーのジョージ・マーティンの進言で、スティービー・ワンダーなどと共演したアルバム『タッグ・オブ・ウォー』を発表します。丁度その頃、マイケルからポールに「作曲の勉強をしたいから教えて欲しい」と電話が直接あったことで、2人のコラボレーションが実現。まず、「ガール・イズ・マイン」という楽曲が誕生し、アルバム『スリラー』に収録され、第1弾シングルとしてリリースされました。
この曲「セイ・セイ・セイ」は2人のコラボレーション企画第2弾。ポールの1983年のアルバム『パイプス・オブ・ピース』のファースト・シングルとなり、全米ナンバー1を記録するだけなく、ビートルズ解散後、ポールにとって最大のヒット曲となりました。また、このアルバム『パイプス・オブ・ピース』には、「ザ・マン」という別のデュエット曲も収められています。こういった共演をきっかけに、マイケルは、ポールの勧めもあって、ビートルズの版権を購入。しかし、ポールがそれを買い戻そうしたところ、マイケルに断られ、2人の友情にひびが入ったというエピソードも生まれました。

◆12月 9日(火)
日野美歌・葵司郎  「男と女のラブ・ゲーム」

1982年、シングル「私のあなた」で歌手デビューした日野美歌。続く「氷雨(ひさめ)」が大ヒットし、翌83年には、紅白歌合戦に初出場を果たします。この曲「男と女のラブ・ゲーム」は、日野美歌が86年に発表した葵司郎とのデュエット曲で、カラオケでのデュエットソングの決定版といえるほどのロングヒットとなりました。この曲を作った馬飼(まかい)野(の)康二(こうじ)によれば、もともとはテレビCM用にサビの部分だけを作った作品で、頻繁に耳にするようになって反響があったことで、フルサイズの楽曲にしたということです。
その後、いろいろな歌手にカバーされ、その中で一番ヒットしたのが、日野美歌と葵司郎バージョンだったそうです。翌87年には、「涙のナイトイン東京」というシングル曲が、この2人によるデュエットとして発表されています。その後、日野美歌は、馬飼野康二の勧めで、「歌凛(かりん)」という名前で作詞活動も始め、華原朋美とコロッケの「ありがとね!」の作詞を手掛けて、話題になりました。

◆12月 10日(水)
ピーボ・ブライソン&ロバータ・フラック  「愛のセレブレーション」

クリント・イーストウッドが主演監督した映画「恐怖のメロディ」の中で、「愛は面影の中に」が使われて、全米1を記録し、グラミー賞を獲得したロバータ・フラック。73年にはロバータの最高傑作といわれている名曲「やさしく歌って」が大ヒットし、2年続けてグラミー賞の「レコード・オブ・ザ・イヤー」と「ソング・オブ・ザ・イヤー」に輝きます。そんなロバータは、 大学時代のクラスメイトだったダニー・ハザウェイと何度か共演し、 「私の気持ち」「恋人はどこに」などをヒットさせています。
一方、ピーボ・ブライソンは、1976年にソロデビューし、 ナタリー・コールとのデュエット「ギミ・サム・タイム」がヒットし、その後、 ロバータとの「モア・ザン・エブリシング」などがヒットし、「デュエットの貴公子」と 言われるようになります。この曲「愛のセレブレーション」は、1983年に発表したロバータのピーボとの デュエット・アルバム『愛に生きて』からのシングル曲で、日本では、 結婚式の定番ソングとして大ヒットしました。

◆12月 11日(木)
松任谷由実・カールスモーキー石井  「愛のWAVE」

日本の女性シンガー・ソングライターのパイオニアで、今なお第一線で活躍している松任谷由実と2006年に再結成した米米クラブの中心メンバーであるカールスモーキー石井の1992年のデュエットソング「愛のWAVE」。1992年、米米クラブの「君がいるだけで」が、ドラマ『素顔のままで』の主題歌となり、300万枚を超す大ヒットした直後、フジテレビの「愛のWAVE・ミュージックキャンペーン」のキャンペーンソングとして生まれたのが、この曲「愛のWAVE」で、オリコンのシングルチャートで1位を獲得しました。企画盤が1位を獲得したのは、87年、ドラマ「スケバン刑事V」の主題歌となった風間三姉妹の「リメンバー」以来で、5年ぶりの快挙でした。
ちなみに、この「愛のWAVE」のカップリングは、米米クラブの「浪漫飛行」と、松任谷由実の「ルージュの伝言」をもじった「浪漫の伝言」というタイトルでした。翌93年には、ドラマ「誰にも言えない」の主題歌となった松任谷由実の「真夏の夜の夢」が荒井由実名義ではなく、“松任谷由実ソロ”として初めてとなるオリコン1位を記録しました。

◆12月 12日(金)
アレサ・フランクリン&ジョージ・マイケル  「愛のおとずれ」

アメリカのソウル歌手の中でも、ゴスペル・フィーリングの強い歌唱を持ち味とする“クイーン・オブ・ソウル”アレサ・フランクリン。1967年、オーティス・レディングのカバー曲「リスペクト」が全米ナンバー1に輝くと、8年連続でグラミー賞の最優秀女性R&Bに選ばれ、「ソウルの女王」としての地位を確立しました。一方、1982年、アンドリュー・リッジリーとワムとしてデビューしたジョージ・マイケル。「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」「ラスト・クリスマス」が大ヒット。世界中で爆発的な人気を博しました。しかし、1986年、突然、ワムを解散し、ジョージ・マイケルがソロ活動をスタート。その手始めとなったのが、この曲「愛のおとずれ」でのアレサとのデュエットで、全米ナンバー1に輝き、グラミー賞も獲得しました。
この曲は、アレサ自身初となる白人アーティストとのデュエット曲ということで、話題になっただけでなく、アレサにとって20年ぶりに全米と全英でのナンバー1を獲得しました。その後、ジョージ・マイケルのソロデビューアルバム『フェイス』は、全世界で1400万枚を超すセールスを記録。グラミー賞の「アルバム・オブ・ザ・イヤー」も獲得しました。

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