発掘!文化放送宝島

文化放送

2011年11月25日

志ん朝十三夜 PART3 追悼「立川談志」

立川談志さんが亡くなりました。文化放送には平成13年「立川談志 最後のラジオ」を始め、去年まで特番で出演して頂いていました。昭和52年に実施した文化放送開局25周年記念「文楽・志ん生を偲ぶ会」では人気絶頂落語家2人揃っての公演が実現し、非常に話題になりました。下の写真は「志ん朝十三夜」CDブックレットにも掲載した、その時の貴重な2人のツーショット。
偲ぶ会.jpeg
「偲ぶ会」で談志は「よかちょろ」、志ん朝は「宿屋の富」を口演しました。
プログラムで談志は文楽師匠について『楽屋ばなし』と題して次のように記述しています。
『・・噺家の楽屋は名人もへったくりもない。一人の人間、落語家という人間の業を肯定している稼業を知っているから笑いとばし悪口をズバリ云い、死んじまってはそれっきりなのである。』 (文化放送アーカイブス「蔵出し落語特選」ブックレットより抜粋)
志ん朝逝去10年。お互いに、その才能を認め合った稀有の落語家同士は天国で何を語りあうのでしょうか。心よりご冥福をお祈りします。

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