発掘!文化放送宝島

文化放送

2013年3月 4日

「名物落語番組の手拭い」

文化放送が開局して間もない昭和29年4月、「落語討論会」の前身「お笑い百花苑」がスタートしました。紅白2組に分かれた6人の落語家が、会場からお題をもらい即席落語を演じ、互いにその矛盾を機知とユーモアを交えてやりとり。それを会場の方々に判定してもらうというものでした。現代の「大喜利」の草分け的番組。下記の画像は「落語討論会」番組オリジナル手拭い。
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四谷に局舎があった頃、文化放送の近くに蕎麦屋「満留賀」があったことは以前、ご紹介しましたが、そのご主人で、当社のOBの伊藤満さんも「落語討論会」を担当されていて、この手拭いを残してくれていました。柳昇さんが司会を務めています。3人リレーで即興コントをするようなものなので、ユーモラスの中にも緊張感のある雰囲気だったようです。残念ながら音源は見つかっていません。
ただ、伊藤さんが席亭をしていた麹町「満留賀」での「おそばと落語の会」音源はマスターもきれいに保存されております。昭和45年から昭和53年まで82回上演されました。いつか商品化出来ればと思っています。

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