過去の放送分
過去の放送分 過去の放送分 2006 11月18日 放送分
「音とは振動である〜音の実験室」
コーチャー/吉澤純夫さん(都立墨田川高校教師)
大村正樹
今日はこのシークレットラボにお友達が遊びにきてくれました。かわいい男の子と女の子。こんばんわ〜。
  こんばんわ〜。
大村正樹
じゃあ女の子から自己紹介お願いします。
  明石小4年のヤマダケイコです。
  明石小4年のスガワラカエデです。
大村正樹
ケイコちゃんとカエデ君。小学校4年生。
そっか。2人ともいかにも小学生らしいかわいい男の子と女の子なんだけど、君達の関係はなに?
保育園の時からずっと一緒。
大村正樹
あっ!そうなの?へぇ〜。じゃあ、おさななじみだ。
そういう友達は大事にしてね。理科は好き?
  虫は嫌いだけど他は好き。
  虫も好き。
大村正樹
今日、虫は出てこないから、多分2人はね、きっと満足する。音の実験を聞いて帰ってもらおうと思ってるから。今日は音の実験のために吉澤先生にお越しいただいたんですが、音っていうのはなんですか?
  一言でいうと、物が震えている。振動するっていうことです。振動って揺れるっていうこと。わかるかな?物が揺れるとその揺れが音になるっていうことなんですね。それをいろいろ検証して行きたいと思います。
大村正樹
わかる?2人。音は物が震えるんだって。
わかる?本当?先生、例えば。
    それではちょっと音出してみますね。(音)
なんでちゃん
 
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大村正樹
なんですか先生、いきなり。ちょっと待って。今ワイングラスが目の前にある。みんなお父さんが、赤ワインとか白ワイン飲む姿見るでしょ?あのワイングラスが目の前にあって、先生が今音を出す。
  音を出します。(音)
  なんで。
    きれいでしょ?
大村正樹
ちょっと待って。すごい。何やったかというと、先生はワイングラスの上の口つける部分を指でこすってるの。クルクルクルクルまわしながら。
ちょっと2人もやってみる?できますか?
  できますよ。
大村正樹
やってみて。ワイングラスにちょっと水が入ってて、人差し指濡らして。なるの?
  できない。
    そのまままわして。(音)
  はじめて、できた。
大村正樹
カエデ君、できた。ケイコちゃんもやってみて。
    すぐできましたね。ちょっとコツつかむとすぐできますね。
大村正樹
僕もやってみようかな。濁った大人には濁った音なのかな(笑)。
    あ、できましたね。
大村正樹
僕が一番きれいじゃない?(一同拍手)これなんでですか、先生!
    まずはワイングラスの先、口をつけるところをきれいに石鹸で洗って、指も石鹸で洗ってやってください。そうすると油が取れるのでなるようになるんです。なる原理なんですけど、バイオリンをちょっと思い出してもらうと、バイオリンというのははじいても音ができますけど、弓をつけて音が出ますよね?弓には小さなギザギザがあって、あのギザギザが弦を引っ張ったらまた弦が元に戻るという振動が起きるんですね。その震えによって音が出ているわけですが、太鼓でもそうですよね。太鼓でも面が震えてますよね。それからギターの弦も弾くとボーンと震えますよね。あれはみんな震えがあるから音として聞こえてくるんですね。
大村正樹
へぇ〜。よく震えというと糸電話の実験を思い出すんですけど、2人は糸電話なんかやったことある?今どきのキッズは知らないみたいですよ。糸電話を。
やってない。知ってるけどやってない。
太鼓
 
ワイングラス
ギター
 
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大村正樹
やらないの?なんでやらないの?じゃあもしかしたら先生が…。(笑)なんか先生、今日すごいですね。ドラえもんみたいに次々出てきますね(笑)。糸電話持ってきてくださったんですけど、これが糸電話。知ってる?
見たことあるけどやったことない。
大村正樹
おー。やってみな!保育園時代だろ?竹馬の友っていうんだよ、そういうのな。竹馬の友でやってみな。今2人の小学校4年生が1メートル50センチぐらい距離あけてですね、糸電話に挑戦するんですが、初めての経験なので2人とも耳やってます。どっちか口にやんなきゃだめなんだよ。
あ、きた!
大村正樹
きた!じゃあおじさんやってみる。
ケイコちゃんはクラスで好きな子いますか?
  はい。
  (笑)!
大村正樹
いるんだ(笑)。スタジオにはお母さんも来てくれてるけど、お母さんもちょっとビックリしてるね。お母さんも知ってるの?
  うん。
大村正樹
早いですね。先生、いまどきの子は。糸電話で聞いてしまいました。多分ね、ラジオ番組で糸電話の声をお伝えするなんて、なかなかやらないと思いますけど、それも振動。
じゃあ糸を手で抑えたらなりたたないんですか?はい、やってみよう。じゃあおじさんが邪魔するよ?糸を手で押さえました。
  そうですね。でも、学者の先生達の会議はもめにもめてですね、結局最後は学級会と一緒で、多数決で決まったということなんですよね。でもそれはやっぱり、お誕生会の友達を12人に増やしたら、もっともっと増えてしまうかもしれない、ということなんですね。明日は13かもしれないし、あさっては14かもしれない。そしたらみんなテストで覚えるのが大変じゃないですか。
  少し聞こえる。  
    少しは聞こえますね。  
大村正樹
多少聞こえるんだな。とにかく振動を邪魔すると音は聞こえないっていうことですよね。今1.5メートルぐらいじゃないですか。これ無限にできるわけじゃないですよね。何メートルぐらいまで大丈夫ですか?ちょっとクイズ!50メートル、100メートル、200メートル。何メートルいけると思う?
100メートル!
  50メートルぐらい!
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大村正樹
ケイコちゃんは100、カエデ君は50メートルぐらい。
先生、正解は?
    僕の実験では250メートル。
  へぇ〜!
    そのかわりすごい高い声を出して。川原でやったんですが、250メートルまで聞こえました。
大村正樹
糸電話で、例えば間に入るものが糸じゃなくても声は伝わるんですか?何で伝わるんですか?またドラえもん出てきましたね!何ですかそれ!ペットボトルを改造して、紙コップと紙コップの間がバネ!
  はい、そうです。糸じゃなくても伝わります。これは糸電話と同じなんですけど、バネが音を伝えます。
  なんか聞いたことある。テレビで見た。
大村正樹
本当に!やってみよう。じゃあケイコちゃんとカエデ君で、やってみよう。
  カキクケコ。
  なんかすごい響いてる。
    こっちがわでも聞こえるんですよ。
大村正樹
本当?じゃあカエデ君からやってみて。
  カキクケコ。
  なんかすごく響く!
大村正樹
バネを糸の代わりに使ったらエコーっていうことですか。
    そうです。これは音が何回も反射するんです。バネのところで。それで反射するたびに音が小さくなりますので、何回も小さくなりながら響く感じです。このエコーは原理とすると、お風呂で歌を歌うのと同じ感じですね。反響するんです。
大村正樹
なんか先生、今日のこの実験道具はいずれも手作りで、今日この番組のためにわざわざ作っていただいたんですね。だって普段高校の先生ですから、小学生向けのこういうことってあまりやらないですよね?
  そんなことないです。こういうことやりますと昔やったこととかがベースであるので、面白がってさらに発展していきますので。高校生もこれやります。
大村正樹
今日はね、君達2人、それからラジオを聞いてるキッズのみんな、高校レベルの勉強をしたっていうことになったんだけど、どうだったかな?勉強になった?楽しかった?2人?
楽しかった!
ルーペくん
 
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