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新年最初のコーチャーはですね、すごい方なんですよ。番組初めて、外国人の方なんです。そして宇宙に行かれた方。ロシア人宇宙飛行士のセルゲイ・アウデエフさんです。さっそくですね、セルゲイさんにうかがっていきたいんですけど、一番僕が気になるのは、宇宙に行った人しか無重力って体験しないわけですよね、基本的に。無重力の状態になると人間の体ってどうなるんですか? |
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無重力というのは実は地上でも体験できます。それは数秒間ですけど。例えばスキーのジャンプなどで空中にいったん飛び上がって、それから降りてくる間。そういった時というのは地上の人間でも無重力を体験することができます。ただそれはほんの数秒間の間です。でも、宇宙飛行の最中はずっとそうですし、実際宇宙ステーションで働いてるときというのは、まあそれが半年ぐらい続くわけです。私は延べ748日間宇宙にいたことがあって、人類で2番目に長く宇宙にいたということになっています。3回宇宙に飛んだんですけど、1回目が半年間、2回目が半年間、
3回目が1年と数週間。その間ずっと無重力を体験してたわけです。 |
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宇宙へはどうやって行ったんですか? |
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私が宇宙に行ったのは「ソユーズ」というロシアの宇宙船に乗っていきました。帰りもソユーズに乗って帰ってきて、その着陸用のカプセルで降りてきました。2日かけてソユーズで宇宙まで飛びまして、そこで宇宙ステーションにドッキングします。ですからはじめの2日間はソユーズの中で暮らしていますが、その後はずっと宇宙ステーションの中にいます。 |
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あの有名な国際宇宙ステーションに滞在された? |
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今はたしかに国際宇宙ステーションになっていますが、私が飛んだ時には、ミールという名前のステーションでした。ミールというのはそのとき、8代目のミールだったんですけれども、それは全てロシアが打ち上げて作ったステーションです。 |
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