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てんとう虫。えっ、てんとう虫って夏じゃないんですか。 |
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てんとう虫はね、ほとんど一年中成虫がいるんですよ。真冬でも、お正月でもクリスマスでも成虫でいるんですよね。ほら、隠れてるからわからないけど。 |
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今てんとう虫って、東京都内にいます? |
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いっぱいいますよ。このスタジオのある浜松町にもいっぱいいますよ。本当に街路樹をよく見るとくっついてたりとかしますよ。それからあとは例えば、ビルの塀だとか壁だとか、そういう所も日がよく照ってる所にいくとくっついてます。一年中。どんな大都会でもいますね。それで、春になると行動が活発化してくるんです。じっとしていたのが散歩に出るみたいな感じで歩き出すんですよ。だから僕はてんとう虫の散歩を見ると、「あ、春が近いな」とか「春だな」って思うんですよ。 |
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今年はまだ見てないですか? |
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今年はもういっぱい見ました。今年はちょっと暖かめですよね。全国的に。だからお散歩も早めですよね。冬眠していた虫が出てくるのも、だいたい今頃からですね。 |
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冬眠する虫って、例えばどんなものがあるんですか。 |
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冬眠って言ってもまあ石の下なんかでじっとしてるだけなんですけど。まあ大人で冬眠しているという意味だと思うんですけどね。
その場合でいうと、例えば、チョウチョの一部、トンボの一部、それからカメムシ、てんとう虫、クワガタ、結構多いんですよ。チョチョは幼虫でいるものもあるんですけど、例えば、シジミチョウなんていう小さな仲間だったりとか、それからタテハチョウなんていう羽のまわりがギザギザのタイプのやつとかのほとんどは、大人で越冬してるんですよ。
もう羽がついてるのに、冬を越すんですね。あっ、ちなみに、シジミチョウというのは、シジミの貝みたいな形をしているのでシジミチョウっていうんですよ。 |
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チョウチョって、 1シーズンだけで死んじゃうんじゃないんですか? |
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何回か1年に産まれて死ぬわけですね。だから冬担当の個体がいるわけなんですよ。まあ、冬は隠れてじっとしているけれども、お天気がいいと飛び回るわけですね。だから、クマのようにじっとしてるというよりも、天気によっては出歩いてるというような。チョウチョも春が近づいて暖かくなると、飛び立つということなんです。 |
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カブトムシとかはどうやって冬を越すんですか? |
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カブトムシは幼虫ですね。他にカマキリとか一部の昆虫は、卵とか幼虫で越冬しますね。でも、意外と大人でいるのが多くて、真冬に成虫が見られない昆虫の方が種類的には少ないんですよね。クワガタも成虫のまま、冬を越します。 |
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家で飼うクワガタは、越冬することは可能ですよね。 繁殖しなければ。だけど自然のクワガタも冬を越してるんですか? |
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コクワガタとかオオクワガタとか半分くらいの種類は木のすきまなんかで冬を越してるんですよ。今23区内とか都内の学校で、よく見たら校舎の裏側に冬眠してるチョウチョがいたりとか、するかもわからないんですね。てんとう虫がいるかもわからないってことなんです。だから早春のね、春の始めの虫探しっていうのはすごく面白いですね。ちょっと見つける難易度が高いんですけど。面白いですよ。 |
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