過去の放送分
過去の放送分 過去の放送分 2007 3月10日 放送分
「公開授業」(1)
コーチャー/中原英臣(山野美容芸術短期大学保健学科教授)
大村正樹&中原英臣
大村正樹
キッズのみんな、こんにちは。
今週もサイエンスキッズ始まりますよ。
今日の放送はね、なんとサイエンスキッズ初めての試み。シークレットラボを飛び出しちゃいました。
やってきたのは江東区の豊洲小学校。今ガラスの向こうに5年生のお友達がいっぱいいるぞ〜!入ってみよう!こんにちは!
こんにちは〜!
大村正樹
いいね!本当に元気だね。いつも本当に元気なの?
  はいっ!
大村正樹
今日だけ特別って人いるかな?
  はい。
大村正樹
あ(笑)、約半分が特別に元気なようで(笑)。5年生は1組と2組?
  はい。
大村正樹
合わせて何人?
  66!
大村正樹
66人。ラジオでこの66人の元気な声が聞こえたと思いますけど、じゃあね、この番組では毎週ね、サイエンス、科学、理科だね。理科好きな人!
はい!
なんでちゃん
 
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大村正樹
おっ!66人のうち、48人が手をあげてくれてるな。
  もっと!
大村正樹
もっとか!みんな理科大好き!科学番組です。耳で聞く科学番組です。 で、毎回サイエンスのコーチャー、サイコーと呼ばれる先生を呼んでいろんな話を聞いています。今週のサイコーはこの方!山野美容芸術短期大学の教授、中原英臣先生です。
こんにちは〜!
大村正樹
ナカハラ先生、テレビにもね、よくおでになってる先生なんで、みんなも知ってるかもしれないけど、本当になんでも知ってるから今日はいろんな質問もしてください。さあ、ナカハラ先生、今日は江東区までようこそ。
はい。よろしくお願いします。
大村正樹
今日のスタジオを飛び出したテーマは、ズバリ!なんでしょうか?
  はい。「人はどうして人になったのか?」です。
大村正樹
ピンとくるかい?
  わからない。
大村正樹
はい。人はどうして人になったのか、まずわかる人!君、名前は?
  ヒラタマサキです。
大村正樹
ん!マサキ?僕と同じじゃん。まあいいや。
はい。ヒラタ君は、どうして人は人になったと思う?
  サルが変身した。
  (笑)!
大村正樹&中原英臣
 
大村正樹&中原英臣
 
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大村正樹
お〜。先生、「猿が変身した」
  まあそれに近いね。
大村正樹
それに近い。他の意見は?はい、君、名前。
  サイジョウユウキです。
大村正樹
サイジョウユウキ君はなんでだと思う?
  チンパンジーが変身した。
  (笑)!
大村正樹
チンパンジーとか、猿とか、そういう話があるけれど、じゃあその話はおいといて、ナカハラ先生に今日はね、そこにつながるお話を聞いていきたいと思いますが、いうなればこれは進化という事でよろしいですか?
そうですね。進化。変身じゃないよ。ダーウィンって知ってる人いる?
大村正樹
聞いたことある人!ダーウィン知ってる?知ってる人!
  ガヤガヤ
大村正樹
ちなみに先生ダーウィンってもう教えたんですか?
  いいえ。
大村正樹
ですよね。まだわからないと思います。
  そうだよね。ダーウィンって人はね、今からちょうど200年ぐらい前。1809年、だからちょうど200年ぐらい前に生まれた人。この人がね、だんだん大きくなって何をしたかというとね、ガラパゴス島って知ってる?
  知ってる〜。
大村正樹&中原英臣
 
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大村正樹
モアイ像。
  モアイ像は違うよ!
大村正樹
あれイースター島だ!間違えちゃった〜!
  こんな変なカメがいたの。あとクチバシの変な鳥がいたりする。そんな島なんだけどね、何をしたかというとね、船に乗って世界一周の旅に出たんだよね。なんとね、4年、5年したの。地球のいろんなところをまわっていろんな生物を調べて歩いたんです。
これビーグル号っていう船にのって行ったの。何をしたかと言ったら、ガラパゴス島に行った。島がいくつかあるの。ちょっと離れてるんだよね。だから例えば鳥もカメも渡っていけないくらい離れてるの。そうするとそこの島でしか生物が生きれないでしょ?で、そこで住んでたカメも鳥も、フィンチって鳥なんだけどね、同じ子供を作っていたはずなのに、そこにある食べ物、ある種虫がたくさんいる、ある種木の実もたくさんある、するとクチバシの食べ方が違うでしょ。木の実だったらコンコンって叩いて割るとか、あるいは蜜を吸うフィンチもいるわけだね。そうすると花の中にくちばしが入らなきゃならない。
色んな形でクチバシが変わってくるわけ。で、今までと全然違うクチバシに変わった鳥が住んでいた。これが発見のきっかけだったんだね。
大村正樹
想像してみてよ。1組の島は虫を食べられる鳥になって。2組の島は木の実を食べる。でも実際そういう話があったわけだ。ガラパゴス諸島でね。フィンチという飛べない鳥。なんかイメージできるかな?飛べない鳥なんだよ。飛べない鳥で、木の実をつついたり、虫を食べる鳥がいた。で、クチバシがどうなったのか。想像つくかな?じゃあまずは2組。木の実を食べた鳥のクチバシはどうなったでしょうか?はい、緑の子!
細くて長いクチバシになった。
大村正樹
細長いクチバシ。先生どうでしょう?
  簡単にいうとね、木の実が割れるようなね、割れなきゃ食べれないでしょ?
固い木の実があれば。それを割れるようなクチバシになった。強いクチバシになってくわけだね。で、そんなに長くなくてもいいでしょ?短くてもね。ガチっと割るようなね。最近のカラスはかしこくてね、飛んで上から落としたりするよね。車にひかせたりもするよね。
大村正樹
じゃあ1組。虫を食べてるフィンチのクチバシはわかるかな?
じゃあ一番後ろのオレンジの子。
  小さい虫をいっきに沢山食べれるように、なるべく大きいくちばし。
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大村正樹
大きいくちばし。先生?
  でも一匹一匹食べるからね。でもちょっと長めにならないとつまめないでしょ?そういうくちばしに変わっていったわけです。要するに何が言いたいかというと、神様が作ったとすると、ずっと同じ形じゃないとおかしいでしょ?ところが今いったように自然の中で違う島で暮らすと食べ物によってクチバシの形が変わりますよ。変わっちゃったんだよね。だからこれは神様が作ったっていう話じゃなくなっちゃうよね。神様がいて作ったんだったらもうずっと同じでしょ?ずっと同じじゃなきゃおかしいでしょ?でも実際には生物は色んな形に変わってきた。昔の人はこんなに沢山変わった形がいる。3グラムだとか130トン。最初に神様がどんと作ったというんだけども、実はそうじゃなくて自然の中でいろんな生物がいろんな形で進化して、いろんな動物や植物ができたってことだよね。
大村正樹
生きてくために進化したってことだよね。わかった?例えば、わかりやすい所で、キリンとか。高い所の食べ物をとるから長くなった。この説は本当ですか?
本当か嘘かは別として、ダーウィンはこう言った。「キリンの首はどうして長くなったか」、長い方が得でしょ?敵を発見しなきゃだめでしょ?やっぱりライオンが来たら早く見つけて逃げないとだめでしょ?あと高い所に葉っぱがあったら首が長い方が得でしょ?そうするとお父さんのキリンとお母さんのキリンで子供のキリンが生まれました。少し首の長いキリンが生まれたとすると、ちょっと変わるんだね。その長く生まれたキリンは高い葉っぱが食べれるし、敵も早く発見して逃げられるので、そういうキリンの方が生き延びるでしょ?それが生き残って、だんだん長くなって今なんだよ。そういう風にダーウィンさんは考えたんですよ。
大村正樹
進化のこと、ちょっとわかったかな?前半は動物の進化について話を聞いていったけど、問題の人間の進化。人はどうして人になったのか。このあたり入って行こうと思うんだけど、まずこの動物の進化についてわかった人!!なんとなくわかった?
はい!
大村正樹
これはね、ダーウィンっていうのは、中学生になると習っていくと思うんだけど、一足先に今日は先生から話を聞いたと思って、うちに帰って百科事典を見るとか、あとパソコン持ってる子はインターネットで調べるとかすると、またいい復習になると思います。
ルーペくん
 
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