過去の放送分
過去の放送分 過去の放送分 2007 6月23日 放送分
「動物の鳴き声をつくろう」
コーチャー/吉澤純夫さん(都立墨田川高校教師)
大村正樹&出演者
大村正樹
さあ、今週も、このシークレットラボに四人のキッズが来てくれています。みんな、じゃあ、自己紹介よろしくー。
  リョウ:月島第二小学校五年生のタジマリョウです。
  アヤネ:月島第二小学校五年のサイトウアヤネです。
  ミサキ:京橋築地小学校四年のサワダミサキです。  
  コタロウ:京橋築地小学校四年のヤマモトコタロウです。  
大村正樹
ということでね、先週楽しかったよね?すごくね。
  はい。楽しかった。
大村正樹
今日はもっと楽しい話を聞いていこうと思いますからね。楽しみにしていてくださいね。先週に引き続き、音を使った実験なんですけど、動物の鳴き声を作っちゃいますよ。
大村正樹
今週の「サイコー」は都立隅田川高校の吉澤純夫先生です。
よろしくお願いします。こんにちは。
  こんにちは。
大村正樹
はい、じゃあ、今日は道具を使って、動物の泣き声を作ってもらうということなんですけどね、先生。用意するものは何ですか?
  はい。まずは空缶。それからストローとセロハンテープ、これだけです。
大村正樹
空缶とストローとセロハンテープだけ?簡単です。
で、どうするんですか?
  はい、じゃあまずは音を出してみましょう。ストローの先を少しつぶして、それで飲むところのはじっこにこう、持ってきます。
大村正樹
ストローの端っこを指でつぶして、もう、空缶だから飲んだ後だね。飲んだ後、これプルトップを引っ張った後ね、そこの端っこにくっつけるだけでいいんですか?
この穴の空いているところに、こんな風に持って行きます。ぎりぎりのところに持ってきて。
大村正樹
穴の空いている手前?ぎりぎりのところに置いて、吹くのね?
  はい。(フーフー)
大村正樹
僕が一番できてないねー。
  そうですね(笑)。じゃあ、ちょっと短い缶で吹いてみましょうか?(フー)長い缶と比べて(フー)さあ、どう違いますか?
  短い方が高い音。
 
  あ、いいですね。すごいですね。  
大村正樹
並んでいるのは、500ミリの缶と350ミリの缶とだいたい160ミリの小さい缶。で、小さい缶の方が高い音、うん。
  さて、何の動物でしょうか?(フー、フー)
大村正樹
ちょっと待って、これって動物の鳴き声って設定ですね?
  ええ。(フー、フー)
大村正樹
はい、わかった人。何の動物?
  うーんと、フクロウかな?
音の実験室
 
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大村正樹
おお、フクロウ。正解は、あ、フクロウですか?
  はい、そうです。
大村正樹
ちょっと待って、フクロウってこんな泣き声だったっけ?
  うん(フー、フー)
  缶の中に水を入れるともっと高い音になります。だから、ドレミを作りたいときは水の量を調節して、それでドレミファソラシドをつくる。缶だけではちょっと難しいんです。
大村正樹
じゃあ、それで缶の中に水を入れて高い音になっていくんですね?
  はい、そうです。
大村正樹
じゃあ、みんなもやってみよう。ミサキちゃん上手だから、 ミサキちゃんの今出してる音出してみて。(フー)
大村正樹
はい、じゃあ缶に水を入れてみよう。缶に大体50ミリリットルぐらいの水を入れてみました。はい。(フー)お、高くなりましたねー。なるほど、えー、高くなったらじゃあ、もうフクロウじゃないかもしれませんね。
ええ、違っちゃいますね。
大村正樹
最後はスズメくらいになりますかね?
  えー、高い音になりますよね、本当に。
大村正樹
はい、わかりました。他にも今日は用意してもらいましたね?
  はい。今度はですね、やはりストローを出してください。その次に細長い風船を。もう切ってあります。
大村正樹
長い風船。この風船どっかで見たことある?こういう風船。
  スーパーの入り口で、ピエロとかがねずみとかプードルとか作ってくれる・・・。
大村正樹
プードルとかつくってくれるね、ピエロの持つ風船ね!わかった?イメージできた?細長い風船でよくピエロがプードル作ってくれる風船、その風船を5センチくらいに切ったものがあります。
この中にストローをいれて半分くらいまで入れてください。
大村正樹
切った風船にストローを差し込みます。5センチの風船の半分くらいまでストローを差し込んでみました。
  吹くと飛んじゃいますので、適当に1ヶ所くらいとめてください。しっかりとめなくていいです。
大村正樹
風船をテープで固定します。
  するとストローをふくと、ここが震えて音がします。(ブゥーブゥーブゥー)
大村正樹
じゃ、みんなラジオ聞いてるキッズたちに聞こえるように吹いてみて。(ブォーブォーブォー)面白いようにいい音が出てるけど、一応これ動物の鳴き声ってことなんだけど、4人のキッズたちはどう?どんな動物かわかる?
ちょっと工夫するとよくわかる。
音の実験室
 
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大村正樹
これはブーブークッションの音かと思ったんだけど。
  じゃあ工夫してみましょう。両手で、風船の部分を覆って。いましたね。じゃあ、いきます。(グォーワォワォー、グォーワオーワー)
大村正樹
すばらしい!すばらしいですね、ケンカする猫ですか?
  一応、犬のつもりだったんですが。
大村正樹
え、犬?(グォーワォワォー、グォーワオーワー)わかった人言ってみて、ミサキちゃん何?
  犬と犬があって、ケンカしてる。
大村正樹
ケンカする犬?コタロウくんは?
  コタロウ:僕もけんかする犬。
大村正樹
僕、猫っていったのは近かったんですね。で、答えは?
  ええ、そのとおり。
大村正樹
ほんとにケンカする犬。ていうか動物の鳴き声っていうのにケンカしてるっていう状況をつけるところが、ちょっとおもしろかったですけど、想定外でしたね。実はね、先生が両手で風船を覆って、手を開いたりしながら音に強弱をついたんですけど、カエルかなって思ったんです。僕は田んぼのカエル、それだめですか?
なんでもいいんです。
大村正樹
なんでもいい?聞こえ方次第でなんでもいい。
  感性ですから。
大村正樹
でも結局切った細い長い風船が、ブルブルブルッてなるのはブーブークッションと同じなんですよね、きっと?
  そうなんですよね、音は全部なんかが振動している、震えてるんです。
大村正樹
震えてる?
  で、これは、風船の部分が震えてる。喉だったら喉ぼとけが震えてる。輪ゴムだったら弦(げん)が震えてる。笛だったら空気が震えてるんです。なんでもなにかが震えて音が鳴っているんです。
大村正樹
先生、音に関していろいろと研究されていますけど、なんで音のことを勉強しようと思ったんですか?
  家でステレオを聞いててなるべく良い音にしようと、スピーカーをいろいろとこり始めたのが最初で、だんだんいい音を作るためにどうしたらいいかってことを考え、それでこの道になってしまいました。
大村正樹
みんなも今日、たまたま来てもらって音ってものに興味を持ってもらうきっかけになったけれども、またそれぞれ好きなものを見つけて立派な素敵な大人になってね。「音の何でも実験室」のホームページを見てもらうと、先週と今週の実験の話のほかに、いろんなことが出ていますので、みなさんもぜひ見てくださいね。
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