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色々な方向性があると思います。ひとつは家庭の中に入っていくこと。ASIMOでさえ体重が40kgあるので、赤ちゃんの上に倒れ込んだりしないよう、まだまだ研究開発の余地はありますが。また、産業用ロボットがより進んだ使われ方をしていくでしょう。そしてもうひとつは、病院ですね。お医者さんができないような脳の奥や、お腹を大きく開けてする手術は、ロボット技術を使わないとできません。今の段階では内視鏡手術がありますけれど、これが更に進んでロボットになっていくと思います。小さい頃『ミクロの決死圏』というアメリカ映画があったんです。これは人間を特殊な光線で小さくして、血管の中に注射し、小型の潜水艇で脳まで行って腫瘍を手術するという話しだったんです。医療のロボット化が進めば、それも可能になってくると思います。 |
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