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「日本科学未来館 ドームシアターガイア」
コーチャー/三ツ橋知沙さん(日本科学未来館)
大村正樹&三ツ橋知沙
大村正樹
キッズのみんな、こんにちは。今週はシークレットラボを飛び出して、お台場の日本科学未来館へ来ました。目的は、日本初の映像システムを見るため。プラネタリウムって、みんな行ったことあるでしょ?それとはひと味もふた味も違う映像を見せてくれるということです。早速、見ていきま〜す。みんな、プラネタリウムの『ドームシアターガイア』見た?
はい。
大村正樹
ドームシアターガイアどうだった?
  ホントは大人にならないと見られないけど、子どものうちにしっかりと宇宙のことが学べてとても良かったです。
大村正樹
おじさんは大人になって初めて見たけどね。君はどうだった?
  とても迫力があってリアルだったので良かったです。
大村正樹
はい。君は?
  普通では見られないことが見られて、うれしかったです。
大村正樹
君は?
  どうやって太陽系ができたのかなど、色々なことがよく分かって良かったです。
  どうやって星や生命体ができたのかが、よく分かって良かったです。
大村正樹
はい。じゃあ、気をつけて帰ってね。ありがとう!
  ありがとうございました。
大村正樹
ということで、キッズたちが本当に的を射た感想を言ってくれました。さて、このドームシアターガイアで生ナレーションを行なっているお姉さんが目の前にいらっしゃいます。今日のサイエンスコーチャー(サイコー)、日本科学未来館の三ツ橋(みつはし)知沙さんです。こんにちは〜。
こんにちは〜。
大村正樹
穏やかな方です。
  フフフフ。
大村正樹
僕、ちょっとテンション高過ぎます?ア然としてますか?
  そんなことないです(笑)。
大村正樹
すみません。ドームシアターガイアって何分ぐらいだったんだろう?すごい良かったんで、時間も忘れちゃったんですけど。
  20分ぐらいですねぇ。
ドームシアターガイア
(c)4D2U Project, NAOJ
日本科学未来館ホームッページ
 
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大村正樹
20分で宇宙にいるような臨場感が味わえた。素晴らしいですねぇ!しかも科学未来館の入場券で見ることができちゃう。これだけで1500円取ってもいいですよ。
ハハハハ。うれしいですね、そう言っていただけると。
大村正樹
今日は満員でしたが、やっぱりいつも満員ですか?
  そうですね、とても人気があります。
大村正樹
こういうシアターって、お姉さんのナレーションは録音したものが繰り返し流れるのかなぁと思っていたけど、三ツ橋さんが生で案内をされているわけですね。
はい。私以外のスタッフも、生で解説するというスタイルを取っているんです。
大村正樹
三ツ橋さんは、このドームシアターガイアでどんなことに関わっているんですか?
  解説する番組の脚本・演出と、生解説を担当しています。
大村正樹
マイクで解説するお姉さんというだけじゃなくて、このストーリーも三ツ橋さんが作ったということですか。非常にいい流れでしたよ。
ありがとうございます(笑)。うれしいです。
大村正樹
見る人の気分になって作っていったんですか?
  そうですねぇ、自分が聞きたかった話を作ってみました。
大村正樹
へぇ〜。外からだと普通のプラネタリウムみたいなイメージですが、3Dメガネをつけることによって画像が飛び込んでくるわけですよね。
そうですね。
大村正樹
ディズニーシーに飛び出すやつがありますよね。あれをもう超越してました。
  日本で初めてのシステムなので。
大村正樹
何が初めてなんですか?
  ドームの丸い形全部に、3D(立体視)の映像が高精細で映し出される。フルハイビジョンの8倍に当たる高精細で立体視できるのは、ここかハワイでしか見られないので。
大村正樹
ハワイか未来館、世界に2つしかないものの1つがここにあるということですか?
  そうなんです。
大村正樹
高精細って、どういう意味ですか?
  とてもきれいに見える、という。
大村正樹
だからか〜。火星の表面とかリアルに再現されてましたけど、あれは実際に火星の探査機から送られた映像を基にしてつくったということですか?
そうですね。
大村正樹
じゃあ、ホントにリアルにできているわけですね。太陽系の惑星から外されちゃったけれど、冥王星の向こうにある“ケレケレ”でしたっけ?
マケマケです。
大村正樹
「マケマケから見た太陽」というのがありましたけど、マケマケという星は何ですか?
  準惑星に分類されていて、冥王星と同じグループに入るんです。私たちは普段、太陽をすごく特別に感じるんですが、遠くから見るとそうでもなかったんだということが。
大村正樹
そうですか。太陽系の外側から見たら、太陽は火星とか土星とか他の星のひとつと同じような感じにしか見えないわけですよね。そう考えると、宇宙には太陽みたいに光り輝く星がものすごくいっぱいあるということですね?
そうですね。私たちが住んでるこの「天の川銀河」の中だけでも、数千億個あるといわれているので。
火星
 
太陽系
 
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大村正樹
へぇ〜。その後、映像で「元々宇宙が生まれる時は素粒子…」というのが出てきたんですが、素粒子って具体的には何ですか?
  「究極的なモノの姿のひとつ」と考えていただければ結構です。
大村正樹
不思議ですよ。物質の大元は素粒子だけど、そこから色々なものができていくというのが、いまだに理解できてないんです。でも、宇宙は素粒子から始まって、僕ら人間の体も細かく見ていくと結局は素粒子になるということですよね。
そうですね。
大村正樹
不思議ですねぇ。この話を聞いたら切りがないんですけど。番組のタイトルが「バースデイ」ということですよね。誰の誕生日ですか?
すべてのものです。
大村正樹
でも僕の記憶だと宇宙のバースデイ、ビッグバンは確か137億年前ですよね。
  はい、それぐらいです。
大村正樹
それでも、今日のテーマは「バースデイ」。ビッグバンから現在までの歴史を20分で見られた、ということですか?
  はい。
大村正樹
すごい基本的なことですが、映像の中で「太陽系の外側に行くと銀河系みたいなものが渦巻いていて、それは天の川みたいに見える」とありました。銀河系以外にも“何とか系”という星の集まりは、今わかっているだけで何個ぐらいあるんですか?
星が集まっている集団を銀河といって、私たちは自分たちが住んでいる銀河のことを“系”を付けて銀河系というんですよ。銀河系は、イコール天の川銀河です。
大村正樹
じゃあ銀河は幾つもあって、僕らは天の川銀河の中の地球にいるということですか?
  そうなんです(笑)。なので、宇宙にはもう本当に数え切れないぐらい、たくさん銀河がありますね。
大村正樹
アンドロメダが一番遠い星ってことを子どもの時に聞いたんですが、それは銀河系の中?
  アンドロメダは別の銀河です。
大村正樹
あっ、別の銀河。わかっている中で一番遠いのは、やっぱりアンドロメダですか?
  もっと遠くにもありますね。
大村正樹
名前は付いているんですか?
  付いているのもあるし、番号のもあります。
大村正樹
へぇ〜。宇宙の果てってどこまで行くんですか?
  本当の宇宙の果ては、実際に見ることはできないんですよ。けれど、今観測できているのは、大体128億光年ぐらい先までは。
大村正樹
めちゃめちゃ遠いじゃないですか(笑)。光の速さで128億年かけて行かないと到達できないところまで、宇宙があるということですか?
観測ができているということです。星が生まれてから光の旅をしてきた距離しか知ることができないので、時間としても大体137億年ぐらいまでですね。日本の持っているスバル望遠鏡が、一番遠くまで見てます。
大村正樹
日本の望遠鏡がですか。宇宙の果てまで?
  果てというのは難しいですけれど。
大村正樹
分からないですよねぇ。その倍の倍あるかもしれないですから。ちょっと望遠鏡についての話を、来週また聞かせていただいてよろしいですか?
はい。
大村正樹
あっという間に時間が経っちゃった。三ツ橋さん、また来週もおじゃまします。ありがとうございました。
  ありがとうございました。
大村正樹
ホントにドームシアターガイア、お勧めです。平日は1日4回の上映。入場券で見られますから別料金は必要ありません。ホームページなどで時間を確認して、興味のあるキッズはぜひ来てみてください。
銀河
 
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