過去の放送分
過去の放送分 過去の放送分
「血液型ダイエット」(1)
コーチャー/中島旻保(なかしまふみやす)さん(中島カイロプラクティックセンター院長)
中島カイロプラクティックセンターHPはコチラ>>http://www.drnakashima.com/
大村正樹&中島旻保

大村正樹

キッズのみんな、こんにちは。サイエンステラーの大村正樹です。今週も東京浜松町にある秘密の科学研究所シークレットラボからお送りします「大村正樹のサイエンスキッズ」。さぁみんなのお父さんお母さん!特にお母さん、自分のお肉のこと気にしていませんか?それで必ずいう5文字の言葉があるね、「ダイエット」。なかなか有言実行できないんだよなぁ。今日は血液型別にダイエットに適した食材があるという、そういう研究をされているサイコーが登場します。興味深いのでぜひ聴いてください。


大村正樹

今週のサイコーは、中島カイロプラクティックセンター院長の中島旻保(なかしまふみやす)先生です。こんにちは。

こんにちは。


大村正樹

先生、富山県のお生まれ。

そうなんですよ。


大村正樹

あらっ、私と同じです。一緒です!

あっ、そうですか。アラララララ!


大村正樹

そうですか。ところが富山でお生まれになった後アメリカに渡り、アイオワ州パーマーカイロプラクティック大学を卒業後、現在の中島カイロプラクティックセンターを設立されている。これはどこにあるんですか?

今、新宿のルミネのななめ前にあります。


大村正樹

へぇ〜。アメリカ政府公認のドクター・オブ・カイロプラクティックという肩書きもお持ちなんですね。

ええ。これは残念ながら日本にはその分野がないので、われわれ100人ぐらいいるんですが組織を持っていても小さいですから国を動かすまでは、まだいってないですね。


大村正樹

日本もドクター・オブ・カイロプラクティックが確立すれば、先生は第一人者に…。

向こうでは医学部と同じ訓練で、6年制の大学を出て2年のインターンがつきますから8年かかるんですよね。


大村正樹

取得するのにですか?

そうなんです。それなのに日本に来ると「テクニシャン」になっちゃうから、そこらにあるのと全く同じような扱いを受けているわけですね。


大村正樹

なるほど。先生、カイロっていうと背骨の矯正のイメージがありますが、すごい本を出していらして、『血液型別ダイエット』という。

ええ。


大村正樹

これは面白いですよ。

ハッハハハ。


大村正樹

血液型に即したダイエットがあるということですよね。

ええ。なぜなら、カイロプラクティックは骨を治す治療ではなくて、神経を調節する自然医学なんですよ。


大村正樹

神経なんですか、カイロプラクティックは?

だから、食事は非常に重要なんです。


大村正樹

ボキボキ鳴らすから背骨の矯正かと思いました。

いえいえ、あれは間違いです。だから、まだ認可されてないとそういうことになっちゃう。


大村正樹

へぇ〜。神経のお医者様でいらして、そうなってくるとダイエット、それに合った食事が神経に影響してくるということですね。

ええ。


大村正樹

血液によって変わってくるんですか?

変わってきます。人間というのは体質に合う食生活を続けると、いわゆる自然と血流の質がよくなって流れがよくなるんですよ。


大村正樹

はい。

体中の細胞が活性化されて、余分な脂肪を燃焼しちゃう。その理由は何かというと、レクチンなんです。


大村正樹

レクチン?

はい。


大村正樹

何ですか、それ? レクチャーしてください。

レクチンというのは「とうさ」といいまして、とうさを認識するタンパク質なんです。


大村正樹

「とうさ」は、どういう字を書くんですか?

乳糖の「糖」と鎖骨の「鎖」です。「糖鎖」は元々ブドウ糖や糖が結合した化合物です。わかりやすくいうと細胞学で、人間には糖タンパク質と糖脂質があるんですよ。これが結合して、そして活性する作用がある。うまくレクチンとして入ってくると流れがよくなるんですよ。


大村正樹

レクチン。

レクチン。もっとわかりやすくいうと、血液の抗体と非常に似てるところがあるんです。だから輸血に合わない血液型があると同様に、体に合わないレクチンが存在するんです。じゃあ、「合わなければ体に毒なのか?」と思いがちですよね。


大村正樹

ええ。

そうじゃなくて、合わなくても100パーセント合わないものが入ってきた時に、体から95パーセント排出されるんです。つまり排出されちゃって5パーセントだけが残る。それが糖と結合して、いわゆる細胞を痛める。それが太る原因になっちゃう。


大村正樹

人間の血液は4種類ですよね。

はい。


大村正樹

この血液型によって、その人に適した食べ物が変わってくる。日本人で一番多いA型は40パーセントといわれています。A型の方のダイエットにふさわしいのは何ですか?

A型にふさわしいのは、まず野菜ですね。


大村正樹

野菜。

はい。穀物、豆類ですね。


大村正樹

ほぉ〜。野菜、穀物、豆類。

そうです。それらを中心にした食生活に切り替えると非常にいいんですね。野菜は、A型の代謝を非常によくして、脂肪の老廃物を排泄させる作用があるんです。


大村正樹

はい。

ただし、A型は乳製品が合わないんですよ。


大村正樹

ほぉ〜。

乳糖を分解できないですから。


大村正樹

A型は、ヨーグルトや牛乳はちょっと苦手?

苦手なんです。逆にいえば豆乳がいいです。


大村正樹

豆乳がいい。

穀物ですから、豆腐などいいですよね。そこからつくられたものですから、豆乳は非常にいいです。


大村正樹

はい。

それと日本独特の味噌、納豆、漬け物。こういう発酵食品が非常にA型の人にとってはいいんです。


大村正樹

A型は、ざっくりいうとベジタリアンタイプ?

そうです。例えば田舎に行くと、野菜中心のところがありますよね。A型の家系が多いところは、それを中心につくると思いますよ。


大村正樹

はぁ〜。

発酵食品ってすごくいいんですよ。A型の患者さんに私がよくすすめるのは、消化器系の調子が悪いという人には、ぬるま湯にレモンを半分に切って絞って飲む。消化管が非常によくなって助けになってくれるんです。


大村正樹

ぬるま湯にレモンを絞るだけでA型の消化器系はいやされるんですか?

いやされるんですよ、ものすごく。便秘、下痢も治ります。二日酔いもとれます。


大村正樹

これはA型の方に限るんですか?

A型だけです。


大村正樹

いやぁ、メモとりました?

ハッハハハ。


大村正樹

これ親孝行できるよ、A型のお母さんがいたら。お腹がシクシクしたら、レモンをキュッとぬるま湯に絞ってあげるとお母さんの胃腸の調子がよくなるかもしれない。じゃあO型が3割だけれど、一番少ない日本人の1割といわれるAB型。

AB型は、実をいうと複雑なんですよ。


大村正樹

複雑。

なぜかというと、AB型はAとBを持っているんです。そのために“どっちつかず”のところがあるんです。


大村正樹

何かそれ、性格みたいな感じがしますけれど(笑)。

二面性といわれている(笑)。胃酸が少ないので、あまりとり過ぎるとおかしくなるんです。


大村正樹

野菜のとり過ぎはダメ?

ダメ。


大村正樹

A型みたいにバクバクいっちゃダメなんですね、野菜や穀物類は。

そうです。全部ほどほど。


大村正樹

ほどほど。適しているのは何ですか?全体バランスよくですか、AB型は?

AB型は、だいたいバランスよくとるのが一番いいですね。魚がいいです。


大村正樹

魚。

植物性の油ですよね。これは非常にいいです。


大村正樹

植物性油って、よく製油会社でもありますね。

だから魚全体はいいですよ、AB型は。体は非常に複雑なので変化しやすい。例えば空腹、AB型はダメですね。


大村正樹

お腹すかしちゃいけないんですか?

ある程度。B型ほどひどくないです。


大村正樹

でもAB型は、空腹は避けるべし。

そうです。ヨーグルトは低脂肪ですから、ハチミツと混ぜたりすると非常にいいですね。


大村正樹

「A型は乳製品のヨーグルトはちょっと止めたほうがいいよ」という話でしたが、AB型になると…。

B型が入っていますから。


大村正樹

なるほど。B型の特徴もまた出てくるんですね。

そうそう、そうです。


大村正樹

僕はO型で今のところまだ含まれてないということは、肉類がまだ出てないですよね。肉類は意外とO型よかったりするわけですか?

O型は、肉類はタンパク質があって非常にいいんです。


大村正樹

なるほど。その辺もまた今度聞いていきます。あっという間に時間になってしまいました。血液型でよく占いがありますけれど、それよりはるかに信憑性が高いというか、肉体改造はその人の血液型に即したやり方をしたらできるということですよね。

そうです。古代の医学の父ヒポクラテスが自然医学を提唱したのが、これなんですよ。食事から治していく。これは非常に体を活性させるからいいんですよ。


大村正樹

これからみなさん−キッズたちはいいかもしれないけど、奥さま方は二の腕が気になるシーズンですよ。ぜひ来週もB型とO型の方に合ったダイエット方法をうかがうということでよろしいですか?

ありがとうございます。


大村正樹

今週のサイコーは、中島カイロプラクティックセンター院長の中島旻保先生でした。どうもありがとうございました。

ありがとうございました。


大村正樹

いやぁ興味深かったねぇ。食べ物にレクチンというタンパク質が入っていて、このレクチンに合うか合わないかは血液型によって微妙に違うというのが中島先生の研究のひとつだということですね。今日はA型とAB型、このレクチンと合うか合わないかによってダイエットに向き不向きの食材があるというお話でした。参考になりましたでしょうかねぇ。それでは、来週も夕方5時半に会いましょう。バイバ〜イ!