9月20日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!2021/09/23 00:20

今週も、体操元日本代表の田中理恵さんをお迎えしてお届けしました。
体型

先ずは、先週に引き続き、中学生の頃の体型の変化について伺いました。

中学3年生まで、普通に食事をしていても太らなかったが、けがで練習が出来ないときに、急に体重が10㎏増え、身長も10㎝くらい伸びてしまった。伸びすぎると体が回らなかったり、重すぎると怪我の原因にもつながるなど、体操選手は数センチ身長が伸びるだけで感覚が変わってしまうそうです。大車輪の回り方を例にすると、身長が一気に伸びると段違いの下のバーに足があたってしまう。あたらない様に練習方法・トレーニング等を一から変えていなければならないことを受け入れる事が出来なかったそうです。
さらに、ちょうどその頃(中学3年生)まで「ザ・体操選手」という体型だったのに、ちょうど思春期と重なり、女性としての体つきになってきて、レオタードを着るのが嫌だと悩んだ時期もあったとか。
徐々に身長が伸びるのとは違い、練習をストップして、一気に変化が出たので、本当に大変だったそうです。


そういった時、どのように対応していったのでしょうか?

両親に反抗するのではなく、先生(コーチ)にあたったりした。高3になって、お母さまに初めて「辞めたい」と言ったら「いいよ」と、優しく言ってくれた。その優しさが、逆に怖かった。
そこで、約2カ月体操を休んだ時に初めて、友達と通学路を帰って、カラオケに行ったりした。
でも、人間、目標がないと楽しくないと感じ・・・。
「またやりたい」といったら「どうぞ~」って、やはりその優しさが怖かったと振り返る、田中さん。

色々な親の対応があるな・・・と、バドミントンの渡辺選手のお父様の話を引き出してきた右京さん。
(渡辺選手は、家に帰りたいと言ったら、「走って帰ってこい・玄関の鍵は閉まってるからな。」と言われた経緯があります)


辛い時期は長かった?

高校3年生の時は笑顔が少なかったと、田中さん。
これまで、3兄弟喧嘩なく過ごしてきたそうですが、初めて弟に「そろそろ真剣に体操しなよ。いつまでダラダラしてるの。」と怒られたそうです。その言葉が心に刺さり、もう一度体操人生をやり直そうと、親から離れて当時日本一の日本体育大学で一からやることを決意。ダラダラしていた時が、ちょうど弟さんが日本代表に入り始めて、オリンピックとか世界大会に向けて頑張っている時期だったので、同じ練習場所でダラダラ練習している人がいるのは嫌だったんだと思います。と、おっしゃっていました。


その後、2009年の全日本選手権で2位、ユニバーシアードで5位入賞、2010年に日体大大学院に進学すると、全日本選手権、NHK杯共に4位。さらに世界選手権では、最も美しい演技に贈られる『ロンジン・エレガンス賞』を日本女子では初めて受賞としたそうですが、『ロンジン・エレガンス賞』とは何ですか?

これは観客を魅了したり、美しい綺麗な体操をした人に送られる賞です。と、自分でいうのが恥ずかしそうな田中さん。
メダルとは違って、特別なメダルをもらったみたいで嬉しかった。

右京さんも「賞」って、特別な人にしか渡らないし、こういった賞を初めていただく事は、日本に新しい道を切り開いたんだよねと、絶賛。


その後2012年ロンドンオリンピックに3兄弟そろって出場した話は・・・
次回また伺います。

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