7月28日に行われた第530回文化放送番組審議会についてご報告いたします。
議題は、毎週土曜日の午前9時から放送している「阿佐ヶ谷姉妹 朝からハモれば」です。今年4月に始まった新番組で、お笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹の二人が日々の“ちいさな幸せ”をすくいあげていく生活感たっぷりの音楽番組です。土曜の朝を彩るメロディーに、二人のハーモニーやちょっとした小競り合いを添えてお届けしています。今回は5月2日の放送回を取り上げています。
審議委員の意見の概要
まだ始まったばかりの番組ですが、阿佐ヶ谷姉妹の二人がこの番組をとても好きだという感じが無理なく伝わってきました。ここが大事なところで、二人が楽しくなければこちらも楽しくないわけで、聞き手との繋がりが非常にはっきりしていて、聴いていて気持ちのいい番組でした。あとはメリハリを付けながらいろいろ工夫していくと、より一層いいものになると思います。
二人の言葉遣いというか日本語がとても丁寧で優しく、会話も知的で品があって、そこが嫌味のない心地よさに繋がっていると思いました。トークのスピードも普通から言うとちょっと遅いのかもしれませんが、会話の隙間に聴いている人が参加できるようなところがあって、包み込まれるような柔らかさがあります。曲のバランスも、二人が選ぶ曲とリクエストが程よくていいと思いました。
二人の声が本当に良くて、声質が違うのでどっちの声かわからないということもありませんでした。江里子さんのメールの読み方がとても上手なので、アナウンサーがいないと番組が進行しないというのではなく、二人ののどかな世界が繰り広げられ、土曜日の朝に安心して聴いていられる番組でした。
私の日頃のラジオの聴き方というのは「ながら聴取」がほとんどなので、特に邪魔にならないというのが大事なんです。「気軽に何しゃべっているのぐらいの感じで聴いていただけたら嬉しい」と彼女たちも言っている通り、二人の自然体の雰囲気が優しく、リスナーが構えることなく邪魔にならない。長く続けるのを前提に、番組と彼女たちが一緒に成長していくのが期待できる番組かと思います。
姉役の江里子さんが主導でトークが進み、妹役の美穂さんがツッコミを入れるという構成で、まさに二人のハーモニーのようなトークというのが大変心地よかった。また、阿佐ヶ谷姉妹の二人も選曲されているということですが、全体に曲のかかる時間が多くて、選曲のセンスもとてもいいと思いました。非常に好感度の高い大好きな番組です。
文化放送番組審議委員は、弘兼憲史 委員長、加藤タキ 副委員長、そして松永真理 委員、荒川洋治 委員、福本容子 委員の5名です。
2026年8月17日
文化放送番組審議会事務局
