9月29日に行われた第531回文化放送番組審議会についてご報告いたします。

議題は、6月18日木曜日に放送された特別番組「畑芽育 MUSIC AWARDS JAPAN RADIO SPECIAL」です。この番組は、2025年に第1回を迎えた日本の新しい国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」に焦点を当て、今回その公式アンバサダーを務めた畑芽育さんをパーソナリティに、授賞式当日の臨場感あふれる番組構成で、聴くだけで「MUSIC AWARDS JAPAN」の概要がわかる番組を目指して放送されました。

審議委員の意見の概要

畑芽育さんのことばは、はつらつとしてはいるが、繊細な表現というものはあまり見られず、2時間の番組での語りを維持するには、ことばを選んだ、おくゆきのある語りがほしい。音楽を、ことばによって表現するときは、できるだけ単調にならないことが大切で、番組の制作でも「歴史を積み重ねていく」ことがだいじなのかもしれない。

受賞した曲を紹介する際に、現場の会場での音源を使ったものが少なかったので、色々な事情はあるのでしょうが、できるだけ現場の音を紹介した方がいいと思いました。やはりライブのいろんな音が入ってくるからこその良さというものがあると思います。

音楽番組なのに前半の1時間の中で音楽は4曲しかかからず、後半の1時間で7曲ということで、もっと早く曲を聴かせてほしいと思いました。せっかくの音楽のリズムとか、魅力というものが、最初の1時間では伝わりにくかったと感じました。素材をどのように構成するのかをもう少し考えると、もっと魅力的な構成ができるのではないかと思います。

番組そのものはとても明るいのですが、やはり前半が重くて音楽が少なかったという不満を持ちました。また、「すごい」「感動した」というのはわかるけども、結局何がどう素晴らしいのかがラジオでは伝わってこなかった。音楽的なこともさることながら、描写的なこととか、また展望的なことも少し意見すると深みが出て良くなると思います。

畑芽育さんと寺島啓太アナウンサーのコンビは動と静と言いますか、陽気で明るくはしゃぐ畑さんと、そこを抑えるというか落ち着いた寺島さんで、ある意味バランスは良かったと思います。畑さんは滑舌も良くて聞き取りやすい声で、寺島さんはベテランアナの雰囲気があって、この二人のやり取りというのは面白く聴くことができました。

文化放送番組審議委員は、弘兼憲史 委員長、加藤タキ 副委員長、そして松永真理 委員、荒川洋治 委員、福本容子 委員の5名です。

2026年10月19日
                        文化放送番組審議会事務局