浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2021年8月23日 まだまだ夏

23日は「処暑」
二十四節気の14番目だ。
処暑の前の二十四節記は「立秋」(8月7日)で、暦の上では秋になった。
処暑とは、「暑さがおさまるころ」という意味がある。
「処」の文字には、止む、止まる、おさまる、とどまるといった意味がある。
しかし立秋から処暑にかけては例年まだまだ暑い時期。
天気予報などで「暦の上ではもう秋ですが」と言うのはこのためだ。
日中の残暑は厳しくても、8月の後半ともなると、
朝晩には秋の気配が感じられ、ススキが出てきている。
スーパーに行くと「涼味 ひんやり美味しく」と
「先取り 秋の味覚」が睨み合っている。
このところ、ニュースといえば「新型コロナウイルス」や「大雨による災害」が大半だが、
各都道府県の話題を調べていくと、収穫の文字が目に留まる。
例えば、北海道。
「スイートコーン」の生産量全国一を誇る
帯広市十勝の芽室町で収穫作業が行われている。
「スイートコーン」は甘みの強いトウモロコシで、
北海道が全国で最も生産量が多く、芽室町が最大の産地だ。
その中でも、甘さが強く生のまま食べることもできる
「ゴールドラッシュ」が注目されている。
今年は7月の高温と干ばつの影響で小ぶりのものが多いものの、
日中と夜の寒暖の差が大きかったことから甘さは増しているという。
一方で、「二十世紀梨」の最大の産地、湯梨浜町では、22日、露地物の梨の出荷式が行われた。
鳥取県は「二十世紀梨」の出荷量が全国で最も多く、
中でも県中部の湯梨浜町は、露地物の「二十世紀梨」を栽培する県内最大の生産地である。
ある農家は「猛暑や台風など、梨農家にとって試練の連続だったが、
最終的には大玉で甘みのあるよい梨ができた」と語る。
「実りの秋」はすぐそこだ。
台風や大雨の被害が少ないことを願う。

まだまだ夏

まだまだ夏

もうすぐ秋

もうすぐ秋

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