週末、自宅近くを散策していると、紅葉を始めた木々の下、道端で「芝桜」のごく一部が花をつけていた。
また、夏頃に咲く「百合」が一輪ひっそり佇んでいた。
さらに「ツツジ」も一つ。

季節外れの開花のことを「返り咲き」と呼ぶ。
例えば、春の花が小春日和（晩秋から初冬の時期）に誘われて、時節でもないのにまた咲くことである。

なぜ「返り咲き」が起こるのか。
調べてみると理由としてはいくつかあるようだ。

「灌水不足のため枝葉が萎縮したときに水を十分与えられるなどの生理的条件を満たされることがあると、新葉と花芽が伸びて開花する。」や
「植物は花芽ができると、葉が成長を抑制するホルモンを作る。
そのホルモンが花芽に移動して、開花時期まで花を咲かせるのを抑制する。
そこに異常気象、また台風等で急に寒くなったり、急に暑くなったりするような、つまり植物にとって過酷な環境になると、開花を抑制しているホルモンが壊れる。
抑制ホルモンが壊れてしまうと、早くから出来た花芽は開花時期まで待たずに咲いてしまう」
のだそうだ。

ということは、植物にとって「返り咲き」は通常ではない現象。
頻繁に「返り咲き」が起こると、天候不順ともいえそうだ。
一方で、秋にも花が見られるとラッキーと感じるのも事実。

ハロウィンの１０月３１日は衆議院選挙の投開票日。
４６５人の候補者氏名の上に「赤い花」が咲く。
この花の花言葉は「日本国民の幸せのために全力を尽くす」である。
決して忘れてほしくない。
トリックオアトリートならぬ
「忘れちゃったら、次の選挙で落としちゃうぞ～」
そんな子供の声が聞こえた気がした。

ハロウィンの日に

今年3度目の花

返り咲き

紅葉の季節に

得した気分