浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2024年3月25日 近所の蕾はまだ硬い

100年以上前に日本から桜が贈られたアメリカの首都ワシントンで恒例の桜祭りが始まり、大勢の人たちを満開の桜が楽しませているという。
ワシントンには、1912年に当時の東京市の市長から贈られたおよそ3800本の桜が植えられていて、毎年、開花の時期に合わせて「全米桜祭り」が開かれている。
今年は例年より1週間以上早く満開のピークを迎えた。

本家の日本はというと、3月23日に高知で桜が開花した。
沖縄・奄美地方では、すでにさくら(ヒカンザクラ)が開花しているが、西日本から北日本の桜(ソメイヨシノ又はエゾヤマザクラ)では、トップの開花である。
春分の日(3月20日)頃に南下してきた寒気の影響で、少し開花が予想日より遅れたと聞くが、東日本太平洋側から西日本にかけての各地の桜の木では、花芽の軸がのび、花芽が膨らんでいるので、今週は開花ラッシュとなりそうだ。

現在の桜開花の定義は「標準木で5~6輪以上花が開いた時」となっている。
気になる東京は、19日の開花予想(第5回発表)が24日と変更となり、最新予想は26日にずれ込んだ。
つまり靖国神社の標本木で5~6輪以上花を開くのがあと僅かなのである。

なぜ開花へ向けた生長が足踏みしているのだろうか。
ある気象予報士は、その理由の1つとして、今週の寒の戻りが予想よりも強くなったことをあげている。
21日にかけて東日本の上空には、真冬並みの強さの寒気が流れ込み、日本海側を中心に季節はずれの大雪となって、3月後半だというのに、凍える寒さとなり、桜の木としても春が遠ざかったような体感になった。
もう1つの理由は、記録的な暖冬の影響。
暖冬によって「休眠打破」がうまくいかないことで、かえって開花が遅くなることがある。
2020年に次ぐ記録的な暖冬となった今年は、冬が暖かすぎたことで、想定以上の地点で桜が、のんびり開花へ向けて生長しているものと考えられる。
2月が暖かっただけに早めの春が来る事を楽しみにしていたが、3月に入ったら、まるで2月と入替ったように寒い日が多く、外出にはダウンジャケットが欠かせなかった。
こうも天候が不安定で、気温の上がり下がりがあると体調管理が難しい。

ところで、桜の開花、考えてみれば、私が中学生の頃、3月は昔からこの位の寒さだった記憶がある。
だから桜は4月の入学式や門出の象徴のだった。
最近は3月に咲いて散ってしまうが、今年は入学式に桜吹雪の光景が見られそうである。
人生の節目の背景に、桜が刻まれる。
なんて素敵な光景だろう。
今年4月に節目を迎える方々は、ラッキーなのである。

私には八王子で毎年楽しみにしているソメイヨシノの木がある。
靖国のからは少し遅めではあるが、今年も古木と話すのを楽しみにしている。

『 けふまでの 日はけふ捨てて 初桜 』  加賀千代女


近所の蕾はまだ硬い
近所の蕾はまだ硬い

一足先に桃の花
一足先に桃の花

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