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第6回 《2014年11月14日 ON AIR》

1920年代のフランス パリを取り上げました。

なかにし礼が大好きな、フランスパリの1920年代。 この時代は「狂騒の時代」とも呼ばれる時代。 第一次世界大戦の解放感とアメリカで実施されていた禁酒法やドルの強さなどが背景にあり、英語圏の芸術家たちがパリに集まってきた。 アポリネール、マックス・ジャコブ、シャガール、ザッキン、ストラヴィンスキー、エリック・サティ、ヘミングウェイ、藤田嗣治、ピカソ、コクトー... そして、ココ・シャネルも同じ時代を過ごした。

アメリカより早く、1919年に女性参政権を得たこともあり、女性たちが解放され、踊り子の時代がきたのもこの時代。 シャンゼリゼ劇場で話題になった、ジョセフン・ベーカーの「チキータ・マダム」は、今も映像が残っているが、世界中の人を虜にした。 ヘミングウェイもそんな彼女に魅了され、「これまで見たことのある最もセンセーショナルな女性だ」と称えた。

ヘンリーミラーが「世界のへそ」だったと言った、1920年代のパリ。 だが、1929年のニューヨーク証券取引所で大暴落した株をきっかけに、世界不況が始まり、パリの狂騒の時代は終わりを告げた。

番組では、下記の楽曲の他に、「バル・ミュゼット」と呼ばれる、旧きパリの雰囲気を感じる音楽を流しました。

取り上げた楽曲は...
①枯葉 / イブ・モンタン
②パリの空の下/エディット・ピアフ
③白い靴/ なかにし礼(アルバム 「道化師の楽屋」より)

【アンファーpresents なかにし礼「明日への風」】2014年11月14日 20:00

パーソナリティ


なかにし礼 1938年 満州国牡丹江省に生まれる。作詞家、小説家。
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アシスタント


鈴木純子 文化放送アナウンサー

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