被爆79年。被爆者の平均年齢は85.58歳。被爆者がいなくなる時代は、すぐそこまで来ています。
何気ない日常を一瞬で奪った、あのあやまちを二度と繰り返さないために、この悲劇を伝えていかなければなりません。
ただ、悲劇ゆえに、その継承も容易ではありません。そして向き合う制作者にも覚悟が必要。番組では、2022年度から広島で養成が始まった広島市の家族伝承者の1期生・細川洋さんと、積極的に被爆体験証言を続けながらも昨年11月に亡くなった 父・浩史さんの生前のインタビューに加え、制作者の心境の変化も交えて継承の在り方を考えます。