文化放送の平日ワイド『くにまるジャパン 極』6月20日に放送されたコーナー「くにまるレポーターズ」には、落語家・女優として活躍中の春風亭ぴっかり☆さんが登場。野村邦丸さん、水谷加奈アナウンサーへ、『あなたの知らない、アイドルオーディションの世界!』と題して自身の経験を語りました。
7歳サバを読んでAKB48最終選考まで残る
「AKB48のオーディションに2度落ちている」と語る春風亭ぴっかり☆さん。そして、なんとその1回目は前田敦子さんなどが参加した1期生オーディションだったようです......!
しかし、当時ぴっかり☆さんは24歳。年齢制限で参加できなかったため、7歳サバを読んで応募した(!?)そうですが意外な結末が――?
春風亭ぴっかり☆(以下、ぴっかり☆) 7つサバをよんで受けまして
野村邦丸(以下、邦丸)&水谷加奈(以下、水谷) (笑)
ぴっかり☆ (笑) いや、もう受けられない、資格がなかったんで。もうこれサバよむしかねぇと思って
(中略)
ぴっかり☆ 私24歳だったんですけど17歳って言って
ぴっかり☆&邦丸 (笑)
水谷 えー!
ぴっかり☆ いや、もうそこは「セブンティーンでいくべし」と思って。で、もう秋元先生が「キミねぇー、履歴書17歳って書いてあるけど、なんか24歳ぐらいに見えるね」って言われて。いや、ドンピシャって
水谷 すごい......
ぴっかり☆ すごいの、秋元先生
キンタローとともに挑戦した「大人AKB」
ぴっかり☆さんにとって、2度目の不合格となった「大人AKBオーディション」。「30歳以上のAKBを探す」というコンセプトだったようで、ぴっかり☆さんも今度はサバをよむことなく参加。
見事、第一次の書類選考を通過したぴっかり☆さんは、「第二次の面接は、どうせキレイな人とか8等身の人たちばっかりだ」と考え「どうやったら勝ち目があるか? 芸人としてのネタをやるしかねぇ!」と決意。「AKB48新体操漫談」なるものを生み出します。
しかし、やはり実際に面接にいくとキレイな人ばかり......。と、そこにぴっかり☆さんの仲間が――!?
ぴっかり☆ (面接に)行ったらほんとに美魔女みたいな、こうキレーイな人たちブワーッといるんですよ
邦丸 うん
ぴっかり☆ 「うわ、やべー。これほんとに無理だなー」と思って。もう私だけなんですよ、3等身みたいなやつが。で、「やばいやばい」と思って。で、うちの師匠に言われていたのが「キミは"静止画"がものすごい弱いから」
邦丸 (笑)
ぴっかり☆ 「動いてれば、なんとなくかわいく見えるから常に動いてなさい」って言われたんですよ。
邦丸 (笑)
(中略)
ぴっかり☆ 常に動いてたんですね、常に。こうヘラヘラしながら。ほいで、「3等身のやつが私しかいないなー」って。「どうしよー」って思ってパッと見たら、もう1人3等身のやつがいるんですよ! 「うわー、なんだこいつ!」って思ったら、それがものまねのキンタローさん
邦丸 えええぇぇ!!(笑)
ぴっかり☆ 「よっしゃー!」と思って。「よかったー! 私みたいな人いるー!」と思って
(中略)
ぴっかり☆ 二人で「場違いだねー」とか言いながら。「でも、私たちは芸人だからネタやって、あの人たちにちゃんと勝とう!」みたいな。二人でこう同盟を組んで。そしたら、面接室の目の前に「ネタですとか一発芸、そういったものは絶対にやらないでください」って書いてあるんですよ!
邦丸&水谷 (笑)
ぴっかり☆ 「やっべぇー!」と思って! 「これはー!」と思って! で、私(ネタに使う)ボール持ってるんですよ、私ここに
邦丸&水谷 (笑)
ぴっかり☆ で、面接官の人とかが、こう来るわけですね。「あの、ぴっかり☆さん、それは一体なんでしょうか?」「あっ、いや、これはなんでもないです」
邦丸&水谷 (笑)
ぴっかり☆ 「いや、なんでもなくないですよね? それはなんですか? なにかやられるんでしたら、今回面接だけですからダメです」ってこう言われて。「いやいや、違うんです。あの、これは、ちょっとあの、祖母の~あの~形見で」とかなんとか、もうテキトウなこと言いながらやったんですけど、まあ剥ぎ取られまして。もうでも、これはなんとかして「滑り込ませなければ絶対受からない!」つって。「もう絶対最後に(ネタを)やっちゃおう!」って話をキンタローさんとしてたんですよ
果たして面接はどうなる――!?
この後も、奇跡的な巡り合わせで「会いたかった」が完璧に踊れた話、秋元康さんに覚えられていた話など盛りだくさん!
また、春風亭ぴっかり☆さんは、落語関連コンテンツの定額制聴き放題サービス「らくごのブンカ」で配信中の『はまきんっ』(第2、第4金曜日 更新)にも出演中! こちらもぜひお聴きください!
春風亭ぴっかり☆
東京都出身。落語家。女優。2006年、春風亭小朝師匠に弟子入りし、春風亭ぽっぽの名前で前座時代を過ごす。2011年、二ツ目に昇進すると、現在の春風亭ぴっかり☆に改名。翌年の「NHK新人演芸大賞」でいきなりの決勝進出を果たし、その後も、10日間連続独演会、全国ツアー、海外公演など、若手としては異例づくしの落語活動を展開。また、「笑点」若手大喜利をはじめとするテレビ出演のほか、舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」、主演映画「耳かきランデブー」など、女優としても多くの作品に出演している。
番組概要
●番組名
『くにまるジャパン 極(きわみ)』
●放送時間
毎週月~金曜日 午前9時00分~午後1時00分(生放送)
●パーソナリティ
野村邦丸
●パートナー
西川文野アナウンサー(月-水曜)
水谷加奈アナウンサー(木-金曜)
●Webサイト