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2019.10.29

『あな番』劇伴作曲家・林ゆうきが考える、仕事とプライベートを両立するコツ『DAIV TO MUSIC』

DAIV TO MUSIC

文化放送で毎週日曜日25時30分から放送中の『DAIV TO MUSIC』。パーソナリティは歌手・作曲家など、幅広いジャンルで活躍中のヒャダインこと前山田健一さん。


10月20日(日)の放送では、TVドラマ『あなたの番です』など多くの映像作品で劇半(作品の中で流れる伴奏音楽)を手がける、作曲家・林ゆうきさんをゲストに迎え、自身の音楽生活の軌跡を語っていただきました。

新体操部と澤野弘之がきっかけ

林さんは、高校生時代に新体操部に所属し、演技中に使用するBGMを選定、編集までしていたといいます。そして、それをきっかけに作曲活動をするようになったそうです。転機は、TVアニメ『進撃の巨人』の劇伴などで知られる作曲家・澤野弘之さんに自主制作楽曲のデモテープを送ったこと。


ヒャダイン 「澤野弘之さんにデモテープを送る」というのは、どういった経緯で澤野さんを見つけて、そして送るという流れになったんですか?

 まず僕が自分が作っている音楽がなんのかよくわかっていなくて、「どうやらサウンドトラックというものらしい」ていどで考えていたんです。で、(新体操)選手の子が僕に「この曲を(競技時間にあわせて)編集してください」って言って持ってくるんですよ。で、あるときから澤野さんの楽曲を持ってくる子が増えてきて、楽曲を聴いたときに「あ、僕が作りたい曲に1番近いことをやっているのはこの人だ」って思ったんです

ヒャダイン おー、なるほど

 それでファンになって、澤野さんの曲をぜんぶ聴いて、ホームページを見たら、今じゃ考えられないですけど、澤野さんのメールアドレスが載ってたんですよ(笑)。「これはチャンス!」って思って、デモ音源をメールに添付して送ったら、次の日にていねいに長文で返信をくださって、「よかったらうちのマネージャーに会わないか?」って言われて、今の事務所に入ることになりましたね

ヒャダイン きっかけは澤野さんなんですね!

 そうですね。澤野さんがいなかったら僕はここにいませんので(笑)。もう恩師ですよ



プライベートと両立するために

また、"仕事の進めかた"にもこだわりがあるようで、「プライベートの時間を意識しつつ、制作する時間を捻出するためにはどうすればいいのか」を考えているという。


 1人で譜面確認して、レコーディングのデータを確認して、それを持っていって、みたいに全部自分でやってたんですけど、それじゃ絶対に仕事が回らないんですよ。最初はいいですけど、一定以上の仕事量になってくるとプライベートの時間を削ったり睡眠時間を削ったりとかして、人間としての生活ができなくなってしまうんですよ(笑)

ヒャダイン それは自分で実際に感じられたんですか?

 そうですね。子どもが産まれたりして、いかに生活の水準をキープしつつ仕事に集中できる時間を作るのか、って考えると、アシスタントを雇って作業を分担したほうがいいんですよね。最近だと、市役所に書類届けるのも頼んじゃったりしてまして(笑)。結構なんでも屋さんでやってもらってますね(笑)


アシスタントにサポートを頼み、仕事とプライベートの両立をはかっていると語った林さん。最後に「僕は音楽を始めるのが遅かったので、人と同じ量をやっていてもダメだなって思っていて仕事は多く受けるようにしています」と、林さんの"仕事の流儀"を明かしました。



番組概要

■番組名称

『DAIV TO MUSIC』

■放送日時

毎週日曜日25時30分~26時

■パーソナリティ

ヒャダイン(前山田健一)

■メールアドレス

daiv@joqr.net

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