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2020.02.28

文化放送 故松島茂アナウンサーの葬儀・告別式に100名が参列。松沼博久氏が弔辞「どうやって今シーズンを迎えていいのか整理ができません」

肺腺癌のため47歳で死去した文化放送アナウンサー、故松島茂

今月23日、肺腺癌のため47歳で死去した文化放送アナウンサー、故松島茂(まつしましげる)の葬儀・告別式が2月28日午前、埼玉県川口市で営まれ、『文化放送ライオンズナイター』解説者の松沼博久さん、箱根駅伝"2代目山の神"の柏原竜二さん、番組で共演したTRFのSAMさんなど約100名が参列しました。


祭壇には、マイクとヘッドホンが飾られ、式場には故松島茂アナウンサーが出演していたスポーツ情報番組『岩本勉のまいどスポーツ』(月曜午後6時~)の2016年の公開収録イベントの映像が流れました。


弔辞を読んだのは、松沼博久さんです。


肺腺癌のため47歳で死去した文化放送アナウンサー、故松島茂

松沼さんは「松島君、寂しいよ。悲しいよ。なんでそんなに早く逝ってしまったのか。今年も一緒に解説・実況を仲良くやる予定だったじゃないですか。1月末に肺腺癌と聞きました。すぐに行きたかったけれどキャンプめぐりに行っていました。その報告をしたかった。南郷のキャンプ地では松坂大輔が復帰して賑わっていました。『松坂、今年ダメだよね、ムリだよね』って言おうと思ったら、すごく元気でした。やる気マンマン。いつもの松坂大輔に戻るんじゃないかと、そういう思いで帰ってきました。その後、弟とお見舞いに行ってその話をしたらちょっと苦しそうでしたが目が輝いていましたね。良い薬ができれば復活できると信じていたのに。それからわずか4日ですよ。亡くなったと連絡をいただきました。あんなに目力があった松島君がもういないと思うと、どうやって今シーズンを迎えていいのか整理ができません。...(中略)...でも僕たちはまだ頑張らなきゃいけない。僕たちは松島君に教えてもらったことを思い出しながら、笑顔を思い出し、話し方を勉強し、これからも頑張っていかなければと思います。どうか見守っていてください」と語りました。


肺腺癌のため47歳で死去した文化放送アナウンサー、故松島茂

交流が深かったレッズ・秋山翔吾選手からのボールも


戒名は「放音稲茂居士」。棺の中には、健康維持のために生前、最後まで飲み続けた野菜ジュース、野球名鑑、復活に向けて勉強していた駅伝取材ノート、プロ野球の取材ノート、行くことが叶わなかった昨年の日本シリーズ第4戦の東京ドームの記者証などが納められました。


なお2月27日に同式場で営まれた通夜式には、親友の岩本勉さん、文化放送ライオンズナイター解説者の東尾修さん、山崎裕之さん、松沼博久さん、松沼雅之さん、仁志敏久さんら野球関係者、花田勝彦さん(現・GMOアスリート監督)、川嶋伸次さん(現・旭化成陸上部コーチ)、柏原竜二さんら駅伝関係者、他局のアナウンサー仲間など、約650人が集まりました。


故松島茂は、1972年3月5日 埼玉県蕨市生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、1994年4月文化放送に入社。入社以来、文化放送アナウンサーとして数々の番組に出演。特に『文化放送ライオンズナイター』および『箱根駅伝実況中継』ではメイン実況を担当し、スポーツアナの中心的存在として活躍、アテネ五輪やリオ五輪でも実況中継を担当しました。スポーツ情報番組『岩本勉のまいどスポーツ』(月曜午後6時~)には2007年2月から出演し、元日本ハムファイターズ投手の岩本勉さんとダブルパーソナリティを務め人気を博しました。最後のスポーツ実況は、昨年10月22日のプロ野球日本シリーズ第3戦 福岡ソフトバンクホークスVS読売ジャイアンツ、番組出演は11月25日の『岩本勉のまいどスポーツ』(生放送)で、12月からは病気療養を続けていましたが今月23日午前7時20分に入院していた都内の病院で逝去しました。


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