文化放送で放送中のラジオ番組『A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン』。パーソナリティは櫻井孝宏さんと白石晴香さんです。5月30日の放送には、森久保祥太郎さんがゲスト登場しました。
最初は無理だと思った？ ニューシングルの制作経緯
ニューシングル「I'm Nobody」をリリースした森久保さん。楽曲制作に至った背景を語ります。
森久保 年明けに急遽、テレビアニメ『天晴爛漫！』のエンディングどうだという話をいただいて。アニメ制作サイドの方から、割と厳密なイメージがきてて。
櫻井 具体的だったんですね。
森久保 そうそう。それがネオカントリーというか、カントリーを基調として最近っぽい感じのイメージで。だから最初は、自分のスタイルというか今までやってきたテイストと違ってて「ああー、ちょっと無理かな」っていうのがあったの、正直。
櫻井 いやー、そうなんですね。
森久保 そう。だけど作品のテーマからは、すごい歌いたいものとか書きたいものがあって。ちょっとデモを作らせてもらって、すり合わせて自分の持ってるテイストでよければやらせてください、ダメだったらごめんなさいって感じで。
制作過程では、リリースされた楽曲とはまた別のデモもあったのだとか。そこから改良を重ねていったそうで、これまでのシングル表題曲とは異なる雰囲気に仕上がったと話します。
櫻井 森久保さんにとってどんな作品になりましたか？
森久保 早くみなさんの前で歌う機会があればなと。『天晴爛漫！』というアニメには僕は出演しておりませんけども（笑）。本当に面白そうで、そのおかげでインスピレーションがあって、すごく気に入った一曲になりました！
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作詞のヒントは高校時代の自分？
森久保さんは「I'm Nobody」の作詞も担当しています。詞を書くにあたってネタ帳を振り返ったところ、高校時代のクラスメイトと集まったときのエピソードが書かれていたそうです。
森久保 卒業アルバム持ってきたやつがいてさ。久しぶりに見たら、俺笑ってる写真が一枚もないのよ。みんなイエーとかワーとかやってるのに、なんかいっつも腕組んで......。
白石 クールな感じで。
櫻井 斜に構えた感じ。
森久保 全然楽しくなさそうみたいな。それで友達に「俺ってもしかして暗いやつだった？」って聞いたら、「暗くないけど『俺はいつまでもここにいる男じゃねえぜ』みたいな雰囲気出してた」って言われて。俺めちゃくちゃ嫌なやつじゃん！ 感じ悪いな俺、みたいな！
櫻井 でもちょっと可愛くないですか、つっぱってる感じが（笑）
このエピソードが、『天晴爛漫！』の主人公・天晴と繋がったそうです。
森久保 俺は高校時代、将来早くこの先にいきたかったのよ。高校を出てあれやりたい、これやりたいっていうのにすごく毎日取りつかれてて。それが主人公の、まだ見ぬ自分というか、この向こうに何があるんだろうみたいなのにリンクして、これでいこうって。だから「I'm Nobody」、まだ何者でもないっていうテーマで。
櫻井 僕も（『天晴爛漫！』に）出演してる人間なんで、今の話はなるほどって思いました。
また、白石さんが「森久保さんのネタ帳見たいですね」と言うと、森久保さんは「闇だよ闇！ 最終的に俺の馬鹿野郎で終わってるから」と話しました。
