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2019.07.05

小池祐貴選手は"日本人の理想の走り"!? 武井壮が語る 『くにまるジャパン 極』

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文化放送の平日ワイド『くにまるジャパン 極』7月2日の放送では、「極シアター」に百獣の王・武井壮さんが登場。野村邦丸さん、西川文野アナウンサーとともに、自身のスポーツ能力や、バスケットボール、テニス、陸上、相撲など多くの話題を深掘りしました。


11時台は、武井壮さんが仲のいいという陸上の小池祐貴選手の話題に。小池選手は、6月27日~30日で開催された第103回 日本陸上競技選手権大会100mで3位、200mでは2位という好成績を残した注目の選手です。練習方法が非常に変わっていると言いますが、一体どんな練習方法なんでしょうか?

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練習では早く走らない

邦丸さんが「100mの練習だったら10秒に近づけるためにガーッと走っていくのかなと思ったら、13,4秒で走る......?」と、武井さんへ聞くと「そうですね。そのぐらいで毎回走るということを聞きまして」との返答が。そこにはどんな理由があるのでしょうか――?


武井 ほとんど早く走ることはないと。ウエイトトレーニングもそんなにガンガンやらず(中略)っていう話をされてて。ほんとに、究極に、一歩足を地面についたときに、自分の他のパーツ全てを使って前に進む機能・技術っていうものを追い求めて、ゆっくり走ってるんだと


武井 それで得たポジションにしっかりと足を入れて、力をなるべく使わずに進んでいく技術を、他の選手よりも淡々とこなしますと。そしたら大体みんな力んだりいろんなことして後半にスピードが落ちるんで、一番有効なポジションで走ってる僕(小池選手)が、最後スーッと抜け出したりすることが多いんですって言ってました


武井 考えてるのは、常に余計なことをしない。前に進む作業を淡々と48、9歩で行います。あ、51歩って言ってたかな、彼は。10秒ゼロ台で走る選手としては、異例の歩数の多さなんです。


邦丸さんから「サニブラウン・アブデル・ハキーム選手は何歩ぐらいですか?」との質問があると、「43,4歩だったと思います」と語る武井さん。


武井 サニブラウン選手より7歩ぐらい多い歩数で、0.1秒も変わらないタイムで100m走ってしまう。ピッチが猛烈に早い。51歩ぐらいで走る選手って大体11秒台なかばぐらいの選手が多いんですけど、それで10秒04という記録を持っているのは、ちょっと革命的なランニングの仕方

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日本人が目指すべき理想の走り

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「51歩の一歩ずつに意味をもたせる?」と邦丸さんが聞くと、武井さんが自身の経験を元に語ります。


武井 僕も現役時代はそうしてたんですけど。100mってスタートしてから一歩ずつ加速度が変わっていって、スピードが上がるわけじゃないですか? スピードが上がるってことは、地面に対する重さも軽くなっていく。だから、一歩一歩でやることが変わるはずだと


武井 僕も大学で陸上はじめたときにそう思って、47歩で走るとしたら47回違う運動をするべきだと。違う運動をしているから消耗も抑えられる。(中略)全部違う方法で足を地面につけたら、一番消耗が少ないんじゃないかってとこから陸上にアプローチした


武井 それを究極に行っている選手が実際にいたと。これがちょっと衝撃的で。陸上選手でそういう選手は、あまり見たことがなかったので。いや、すごい選手がでてきたなと。しかも、とんでもない勢いで記録を更新しはじめてるので


武井 たぶん、東京オリンピックまでには9秒台に突入すると思いますし、もしくは200メートルの18秒台という、日本人では......アジア人でも殆どいないと思うんですけど。その9秒台と18秒台のダブルクラウンみたいのを達成した選手っていうのは、世界でもほんとにまだ数が多くない。これを達成してくれるのは、日本国籍でいうとサニブラウン選手か小池選手だろうなと


続けて、話題は小池選手の身長の話へ。173cmという身長に、邦丸さんが「スタートラインに並ぶとき、明らかに小柄に見えますし、いわゆる派手さはない選手なんだけれども、逆にそこに共感をもつ人もいると思う」と言うと、武井さんは「もしかしたら、日本人が目指すべき理想の走りなのかもしれないなと今僕は思ってます」と語りました。

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東京オリンピックで全員が9秒台に?

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武井さんは、第103回 日本陸上競技選手権大会を気胸のため欠場した山縣亮太選手にも触れ「山縣選手と小池選手の技術の高さは、世界でもたぶんトップクラスです」と言います。


武井 (山縣選手、小池選手は)9秒6とか7で走る選手よりも技術は高いと思います。あとはフィジカルレベルを上げさえすれば、世界のトップにアクセスできる。で、その両方を兼ね備えたのがサニブラウン・ハキーム選手


武井 これから日本の短距離界は非常に希望がもてますし、もしかしたら東京オリンピックで4人全員が9秒台というリレーチームが組めて。僕は4×100mの最右翼は今日本だと思ってるんで、結構この400mリレーの会場チケットあたった人は期待していいんじゃないかと思ってますね!

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終始冷静に、しかし熱を持って語っていただいた武井壮さん。ぜひ、登場シーンからもお聴きください。

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番組概要

●番組名

『くにまるジャパン 極(きわみ)』

●放送時間

毎週月~金曜日 午前9時00分~午後1時00分(生放送)

●パーソナリティ

野村邦丸

●パートナー

西川文野アナウンサー(月-水曜)
水谷加奈アナウンサー(木-金曜)

●Webサイト

http://www.joqr.co.jp/kiwami/

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