ドコモ団塊倶楽部

放送レポート

8月25日 SBCから公開生放送! ゲスト:玉村豊男さん

テーマ
  『グルメ、北斎・新しい街づくり…
 
     人気スポット 長野・小布施をいく!

 
この日は、長野県の北部、千曲川の東側に扇状に広がり、
人口12,000人の町ながら、
毎年120万人もの観光客が訪れる、人気の観光スポット
小布施町(おぶせまち)からの公開生放送を行いました。
 
会場は「かんてんぱぱショップ 小布施店」
 
160年以上使われた古民家(旧池田邸)を改築したお店には
ギャラリー、レストラン、オープンガーデンなどがあり、
町の散策で疲れた時に、ひと息つける場所。
 
ゲストは、2008年1月以来のご登場となる
エッセイスト、画家で、ワイナリーオーナーの
玉村豊男さん。
 
さらに、SBCラジオのパーソナリティー
小林万利子さんにサポート役を務めていただきました。
 
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葛飾北斎ゆかりの地としても知られる小布施――。
話題は「信州小布施 北斎館」
“交流と創造を楽しむ、文化の拠点”として誕生した
図書館――「まちとしょテラソ」
そして「小布施ワイナリー」――について。
 
「かんてんぱぱショップ 小布施店」には
大勢のリスナーの方にお集まりいただき
小布施の魅力でいっぱいの生放送をお楽しみいただきました♪♪



葛飾北斎ゆかりの地
 
江戸時代の浮世絵師・弟子の高井鴻山に招かれて
葛飾北斎が小布施の町を訪れたのは
北斎83歳の頃。
 
小布施でも多くの作品を残し
肉筆画美術館「信州小布施 北斎館」が1976年に開館。
 
この日の放送前に見学した弘兼憲史さんも
北斎には思い入れがあるようです。
 
弘兼 「“鼻息が荒い様子”を描くために、
     鼻息を書いてるんですよ。
     『漫符』(まんぷ)というんですけど」

 
限られた見学時間で気に入った作品は
“鮭の切り身”と“椿”が重なった絵
『椿と鮭の切り身』だそうです。
 
また、同じく小布施町の『岩松院』を訪れ
北斎の晩年(89歳)の作品、
二十一畳の天井図『八方睨み鳳凰図』にも圧倒された様子。
 
小林 「見上げると、どこにいても
     睨まれてるような気がします」

 
弘兼 「89歳でしょ、それもすごいですね」
 


長野の魅力
 
来年で長野移住30年を迎える玉村豊男さんに
長野県の魅力について伺いました。
 
◆生産量 日本一
 
  まつたけ、なめこ、ぶなしめじ、えのきたけ、
  レタス、セロリ、パセリ、
  プルーン、あんず、くるみ・・・などの生産量が日本一!
 
  長野の農地の8割以上は
  標高500m以上にあることが大きな理由のひとつ。
 
玉村 「寒暖の差が大きいでしょ。
     暖かいところでできない
     西洋野菜は大得意ですね」

 
 「かんてん」も長野県の名産で、出荷率全国1位。
 
 放送では「かんてんぱぱショッブ 小布施店」限定の
 手作りアイスクリーム(税込350円)を試食。

 アップルパイ風のアイスクリームで、
 中に かんてんが入っていますが・・・
 
 弘兼 「面白い食感ですよね」
 
◆移住したい県 日本一
 
  日常で食べる野菜・果物がおいしいことが魅力!
 
玉村 「ささやかな日常の暮らしを
     ゆっくり送りたい人が増えてる。
     東京からの距離も手ごろなんで
     『移住したい県 日本一』になりましたね」

 
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 さらに“健康長寿”“温泉のひとりあたりの密度”などでも
 全国トップと言われます。
 
玉村 「一軒家の温泉が多い。
     小さな ひなびた温泉宿、
     風情のあるところが多いんですよ」

 
 この日、会場にお集まりいただいた方の中にも
 東京から移住された方がいらっしゃいました。
 



小布施町の図書館『まちとしょテラソ』
 
小布施町の図書館『まちとしょテラソ』の館長
花井裕一郎さんにお話を伺いました。
 
『まちとしょテラソ』は去年、
公共図書館のあり方を示唆する
先進的な活動を行っている機関に対して与えられる
『Library of the Year 2011』を受賞。
 
花井 「知的財産を扱う組織の日本一を競う賞で
     昨年度(大賞を)いただきました」

 
弘兼 「サロンみたいですね。
     子どもたちが夏休みの宿題をやってました」

 
「まちとしょテラソ」の名称は公募の中から選ばれました。
 
従来より“町の図書館”のことを
「まちとしょ」と呼んでいたこと、
さらには新しい図書館のイメージで
“小布施から世界を照らそう”という
「ダジャレ」も含んだネーミングとなりました。
 
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館長の花井さんは元々、テレビの演出家。
取材で小布施を訪れた際に小布施の魅力に触れ、
月に一度のペースで小布施を訪れるようになりました。
 
花井 「“町づくり”を“空間演出”と捉え
     図書館というものを演出しながら
     町、日本、世界とつながっていくような
     小布施町の図書館作りがしたいなと思って
     (公募に)手を上げたんです」

 
石川 「小布施の夜は
     暗くなる、落ち着いた静かな町ですよね。
     『まちとしょテラソ』あたりだけ
     ぼんやりとほのかに
     “行燈”のような感じになっていて…」

 
花井 「“行燈”のようなものをつくろう――
     というのがアイディアだったんですけど
     ずっと“行燈”を目指しているので
     やっぱり“照らして”いきたいんですよね。
     そこから何か生まれるんじゃないか――
     町がもっと明るくなるんじゃないか――
     そういうイメージを持ってるんです」

 
「図書館を中心にした町づくりをしたい」――と語る花井さんは
駅前をはじめ、これからさらに賑やかになっていく
小布施の町づくりに協力する上で
将来的に小布施に移り住む
20代、30代の新たな“ファン”作りを念頭に
活動されています。
 
花井 「にぎやかさと夜の静けさを
     うまく演出できれば、
     この町に新しい世代の人たちが
     来てくれるんじゃないかな、と」

 


小布施町 オープンガーデンの家
 
小布施町内の ところどころで
『小布施町 オープンガーデンの家』というプレートを
目にすることができます。
 
この小さい看板が掲げられた
町内 約130の登録があるオープンガーデン
(“家”の中は自分たちのものだけど)
“外観”はみんなのもの――という考え、
そして、町の中に花を飾り、きれいに清掃して
多くの方お迎える――というおもてなしの精神から
始まりました。
 
小林 「登録された方のところに
     “我が家のお庭は、これだけ手を入れて
      見ていただきたいので、どうぞお入りください”

     という看板があります」

 
玉村 「“観光”というのも、
     世界遺産を観に行くだけじゃなくて、
     そこで暮らしている人たちとふれあう
     “生活観光”が楽しいんですよね」

 
石川 「私も4,5か所拝見しまして、
     それぞれ趣向を凝らしていて、
     楽しめますよね」

 
小林 「手をかけたところは
     大勢の方に見ていただきたいですからね」

 
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 ▲小布施町の魅力を伝えてくれた小林万利子さん
 
小布施町のオープンガーデンについて詳しくは
小布施町のホームページをご覧ください。
 


小布施ワイナリー
 
小布施には素晴らしいワインがあります!
 
SBCラジオのラジオカー・レポーター
竹井純子さんが
小布施の地でワイン作りを始めて70年――
「小布施ワイナリー」のブドウ畑に伺い、
栽培・醸造責任者・曽我彰彦さんにお話を伺いました。
 
今年はお盆以降も続く暑さの影響で
思った通りの出来とはならない見込みだそうですが…
 
曽我 「悪い年といわれるような、
     気苦労の多い年のワインというのは
     逆に“かわいく”感じることがあるんです」

 
竹井 「曽我さんのワイン作りは
     “愛おしさ”を
     とっても大事にされてる印象があります」

 
曽我さんがワイン作り・ブドウ作りにおいて
大切にしている点は“土作り”。
 
曽我さんが目指す土作りによって
秋には立派に収穫ができ、
よりよいワインの完成につながるのだとか。
 
曽我 「その辺が我々の品質に
     大きく影響してくるする特徴と思います」

 
中継中の畑にはワインを用意していただき
竹井さんが試飲。
 
竹井 「いただきま~す♪
     本当にスッキリしてまして、
     香り豊かでおいしいです★」

 
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 ▲中継に出発する前の竹井さん
 
曽我 「決して甘くなく、濃くなく、強くない――
     だけど、そこに滋味豊かな味わいが
     表現されていけばいいな、と思って
     作っています」

 
玉村 「日本のワインもサッカーと同じですよ。
     “え?こんなおいしくなったの?”って
     みんなダメだと思ってただけなんです」

 
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ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー
 
 玉村豊男さんのワイナリー カフェについて詳しくは
 ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー ウェブサイト
 ご覧ください。


お送りした曲目
 
マロンの恋 / 吉永小百合
 (弘兼セレクション)
Take Me Home, Country Roads / ジョン・デンバー
 (弘兼セレクション)
出発の歌 / 上條恒彦+六文銭
 
千曲川 / 五木ひろし
 
星のかけらを探しにいこう Again / 福耳
 
あの太陽が、この世界を照らし続けるように。 / コブクロ
  


玉村豊男さん、小林万利子アナウンサーの名言・好きな言葉(PC版)こちら
 また、小布施での放送の終えた
 弘兼憲史さん石川真紀アナウンサーの感想も合わせてご覧ください。
 
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