第53回 平成生まれが音楽業界に狼煙を上げる〜高岩遼さん2018/10/25 14:17

ASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文さんが「日本で一番かっこいいと思う。小林旭みたい」と評した男が、番組初登場!

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SANABAGUN.、THE THROTTLEの首謀者にしてフロントマン・高岩遼さん。
この度、ソロ名義でのデビューアルバムがリリースになるタイミングでお越しくださいました!

「スターになりたいと思って、東京をぶち壊しに来ました」...こうして文章にすると普通ですが、この出で立ちのこの方の口から、この方の声色で。発せられる言葉はなんとも生々しくてリアルで、高岩遼という一人の人間が持つ声の強さと太さに恐れをなすほど。きっとその通りになると思わざるを得ない。
(今ならradikoタイムフリーで間に合うので、本人が発する肉声で是非に聞いて欲しいです!)

上京して音大に進んで卒業し、借金まみれになりながらも音楽活動をスタート。ストリートでの活動も口コミが口コミを呼び、今は上記2つのバンドもデビューを果たして両バンドでも活動しながら、ソロシンガーとしても歌う。
上京してから今年はちょうど10年。10/17にリリースになったソロアルバムのタイトルはまさに、『10(読み;テン)』。

そんなソロアルバムは、総勢20名のビッグバンドを従えて、さらにサウンドを支えるスタッフもオール'アンダー28歳以下'で制作された1枚。
彼は確かに一人の人間、ボーカリストとしてすごいところがあるけれど、個人的にもう一つすごいと思わされるのは。同世代を自ら集めて、同世代と共に高みを目指しているところ。「みんな」の力を集めて、集まったその力を如何なく発揮できるようにしていること。

歳上のわたしから見ても頼もしいけれど、同世代・ましてや下の世代から見ても「一緒に何かをしたい」と思わせるような人間だと思います、高岩遼という人間は。
下の世代が新しく面白く、何かをやってくれるに違いないという確信を、彼および彼のチームに完全に持っています。そして同時に、高岩遼という人はきっとそのうち「国民的な」スターになることでしょう。
お世辞でもなんでもなく、今、そんな予感しかありません!

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きっと貴重になるであろう、文化放送のマスコットキャラ・キューイチローと写った一枚☆

個人的には。
高岩遼さんと知り合ったのはわずか半年前です。でも、その'わずか'な期間の間でも、彼の人間性が、外見もそうだし、内面も。成長しているのを目の当たりにせざるを得なかった機会でした。人はこんなにも成長するのでしょうか、と驚きさえしました。

『「ちえさん、今から、来られます?銀座に?」って、突然、電話しますから。出世したあかつきには。待っててくださいね』

...そう言い残して、彼は颯爽とスタジオを後にした。
そしてそんな日が、遠くないような気がしてなりません。



【10/18 On Air楽曲】
M-1;逢引/折坂悠太
*要注目の平成元年生まれのシンガーソングライター!
M-2;ROMANTIC/高岩遼
リリースになったばかりのソロアルバムから。「(ソロアルバムは)ジャズでもあるが、ポップスになる必要があった。そのメッセージを込めつつ、ちゃんと愛を歌った曲」と、高岩さん。
M-3;バッドフォーミー/Official髭男dism(10月マンスリーエンディングソング)


【次回ゲスト】
現在、全都道府県を回るツアー中!鶴のメンバー3人全員、初登場です!
そんなツアー中にバンドワゴンで浜松町にお立ち寄り、で、ツアーのあんな話こんなお話が聞けるかも!?おたのしみに!

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