20時台『トレンド学科』
今夜はニッセイ基礎研究所准主任研究員の久我尚子さん
に、「データが語る、若者の雇用と働く心理」
というテーマで講義をして頂きました!
これまで久我さんには、
最近の若者のライフスタイルや、
アベノミクスの影響について
データをもとに解説していただきました。
そこでよく言われていたのが"二極化"という言葉。
この言葉は、若者の労働意欲にも当てはまるのでしょうか?
◆若者が就職先を選ぶ基準が変わってきている
◆終身雇用への意識が戻ってきている
◆海外志向は、積極的な若者と消極的な若者に二極化?
海外に消極的な若者と、
積極的に海外を志向している若者、両方が増えています。
<放送後、久我尚子さんからひとこと!>
「直近のデータだけを見ると、若者は
"海外で働きたくない"という人が
増えたように見えますが、
推移を見ると積極志向も増えています。
あと、若者は飲みニケーションを
拒否しているのではなく、
時間のコスパを重視しているということ。
ここがポイントだと思います。」
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21時スタート!『経済・ビジネス学科』
明治大学政治経済学部准教授の飯田 泰之さんに、
「日本の年金制度、本当の問題は何なのか?」
というテーマで語って頂きました!
まず、年金制度には
自分が払ったぶんを積み立ててくれる積立方式と、
現役世代が、現在の高齢者が受給する分を払う賦課方式があります。
現在、日本は賦課方式をとっているわけですが...
現役世代の中には、年金受給開始を、繰り上げた方が良いか、
繰り下げた方が良いか、と悩んでいる方も多いと思います。
そのような方は、年金は「長生き保険」であると考えましょう。
保険として考えると、受給開始を後ろ倒しにした方が、
得という考え方ができます。
現在の年金制度は、利回りが良すぎであり、
受給開始年齢を平均寿命まで上げていくのが今後の課題です。
現在の受給者はとても得しているが、
今の若い世代は、上の世代と比べると損するものの、
払わないのはもっと大損というお話でした!
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<放送後、飯田泰之さんからひとこと!>
「そもそもの発端は、本来うまくいきっこない制度なのに
80年代までの"人口ボーナス"のおかげで
偶然維持できたということ。
(日本の制度にはそういうものが多い!)
これを清算するためには
人口ボーナス期間の現役世代が存命のうちに
ある程度カタをつけておかないと今後、もちません。
人口減少についても、70年代前半には少子化になると
分かっていたのに対策をしてきませんでした。
もっと、将来の目途をつけることを
意識をする必要があります。
これは国だけではなく、
企業や組織も同じところがあるのでは?」
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≪TODAY's
PLAYLIST≫
M1 セブンティーンズ・マップ / 尾崎豊
M2 瞳 / 大原櫻子
M3 若者たち / 森山直太朗
M4 夢 / ザ・ブルーハーツ
M5 スタンド・バイ・ユー / プリテンダーズ
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【次回は1月20日(火)の放送です】
明日、1/19(金)は「田原総一朗オフレコ!」のため、
「オトナカレッジ」はお休みです。
来週火曜日の20時台の講師は
ダイヤモンド・ザイ編集長の神門学さん!
21時台の講師は
慶應義塾大学ビジネススクール准教授の小幡績さん!
次回も是非お聞きください!