発掘!文化放送宝島

文化放送

2012年8月20日

おそばと落語の會

前回ご紹介した「四谷倶楽部」の蕎麦屋「満留賀」席亭、伊藤満さんが「満留賀」麹町店で開いていたのが『おそばと落語の會』。昭和45年4月から昭和53年9月まで82回を数えました。ほぼ毎月1回、8年間続きました。因みに第1回は柳家小さん「長屋の花見」、最終回は金原亭馬生「もう半分」。この他に登場した主な落語家を挙げますと、三遊亭圓生、柳家金語楼、林家三平、古今亭今輔、桂文楽、古今亭志ん朝、林家正蔵、柳家小三治、桂小南、さらに上方の桂米朝、笑福亭松鶴、春風亭枝雀等、錚々たる演者が出演しています。
何と、これらの音源が全てマスターで保存されていました!席亭は文化放送と縁が深いこともあり、1~2本は放送されたようですが、殆どが未発表音源です。
下の画像はその『おそばと落語の會』の演目一覧表紙。

osoba.jpg

『おそばと落語の會』は発表(放送)を前提にしていませんので、大ネタも演じられています。非常に貴重な音源と言えそうです。いずれCD化等、発表の機会がありましたら、皆様にご報告させて頂きます。

« 志ん朝十三夜の舞台 | メインに戻る | 山本直純没後10年 »

Copyright © Nippon Cultural Broadcasting Inc.All right reserved.