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文化放送

2012年9月24日

山本直純没後10年

我が国の音楽シーンで多大な功績を残した作曲家、山本直純が亡くなって10年になります。映画「男はつらいよ」の主題歌を始めクラシックからポピュラー、CMソングまで音楽の大衆化に大きく貢献しました。文化放送のクラシック番組「東急ゴールデンコンサート」にも度々と出演しました。その中の非常に珍しい楽曲が「銀河姫の昇天」という喜劇オペラ。その時に朗読を担当したのが落語家の古今亭志ん朝。下の写真はリハーサル風景。
1.jpg山本直純が依頼して、書き下ろし脚本を担当したのが映画「男はつらいよ」でコンビを組み始めたばかりの山田洋次監督。山田監督は、「直純さんから、語りと音楽を融合させた日本人のオペラ・ブッファが創作できないかと持ちこまれた」と語っています。詳しくは文化放送アーカイブスCD【志ん朝十三夜】冊子に掲載されています。
又、山本直純のご子息で、作曲家の山本純ノ介氏も当時の貴重なエピソードを寄稿しています。これら寄稿文を読むと、改めて山本直純の作曲家としてのスケールの大きさに驚かされます。

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