戦後70年特別企画 アーサー・ビナード『探しています』

毎週土曜日 早朝5:00〜5:10
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海老名香葉子さんに東京大空襲の話を伺いました

今回は落語家・初代林家三平さんの妻で、エッセイスト、戦争の語り部として活動されている海老名香葉子さんの根岸のご自宅を訪ね、東京大空襲の話を伺いました。この空襲で両親、兄弟をはじめ親族18人を亡くした海老名さんの思いはただひたすらに「平和」です。

 

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実はこの後、カレーをごちそうになってしまいました。戦後の過酷な食料不足の話を伺った後でしたので、ご飯を食べられる事の有り難さを痛感しながら頂戴しました。

なお、PodCastは現在準備中です。もうしばらくお待ち下さい。

 

アーサーのインタビュー日記

僕はアメリカに生まれ育ち東京大空襲があったことすら聞かないまま大人になりました。東京に住みついてから、原爆投下よりも5ヶ月も早く一夜にして10万人以上の人が亡くなった空襲の話を知りました。海老名さんは戦争を終わらせる決定権を持つ人達もあの炎を見たはずなのに、なぜ戦争を終わらせなかっのたという素朴な疑問を「両親は犬死にをした」という言葉で突きつけます。僕も爆弾を落とした国の人間として同じように矛盾を感じます。海老名さんは最後に「日本もアメリカも関係ない。戦争というものがいけないのだ」とお話しされました。東京大空襲は一番弱い立場にいる一般市民を犠牲にしたものです。パールハーバーで殺された米兵も軍の組織の中で一番弱い立場にいた人たちです。

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