9月23日(月)ONAIR  片山右京 DREAM REVIEW レポート!!2019/09/25 16:47

79回目の放送。今週も水球男子日本代表、"ポセイドンジャパン"の荒井陸選手をお迎えします。


・荒井陸さんのプロフィール

荒井選手は神奈川県川崎市の出身。(1994年2月3日生まれの25歳)
小学3年生で水球を始め、埼玉県の秀明(しゅうめい)英光(えいこう)高校から日本体育大学に進学。
2014年のアジア大会では準優勝。
2015年のアジア選手権で優勝し、2016年、日本としてはリオデジャネイロオリンピックに出場します。
マイナーとされる「水球」というスポーツの認知を高める為に、2020年、東京オリンピックでのメダル獲得を目指しています。

先週は水球を始めた理由を伺いました。

水球を始めてからすぐに日本代表に入れたわけではありません。今回は荒井さんの努力について伺いました。

小学校のころから小柄なタイプであった荒井さん。大きい人と戦うと不利の部分はあったのですが、そこをうまく活かそうというポジティブな考えに変わったことが転機だったそうです。
大学入試の際希望していた大学に全て落ちてしまい愕然としていましたが、現日本代表の監督が日本体育大学の監督をしていて声をかけてもらったことで、ものすごい努力をし入学することができました。
ちなみに日本体育大学は水球で『大学最強』と言われています。過去21年間376連勝という記録を持っていて、入学前は自信はなかったそう。
当時はインターハイに一回戦負けしてしまったため「なぜ僕を選んでくれたのだろう?」と今でも疑問に思っていますが、今の監督にはまだ聞けていないそうです。
ただ右京さんは「今聞かないほうがいいと思うよ。現役中は監督がボケようと思って大体変なこと言うだけだから(笑)」と『指導者あるある』を伝授。
右京さんは「本当に才能のある選手は、どんなに隠されていても光が見えてしまう。監督はその光を見出したんじゃないかな」と予想。荒井さんは「多分身長が低かったのが印象に残ったのではないか」と予想しました。
ちなみに荒井さんと右京さんはほぼ同じ身長で同じ体重。しかし並んでみると体格が全く違いました(笑)

次に日本代表に選ばれた年齢を伺いました。
初めて選ばれたのは大学2年生。19歳の時でした。
リオ五輪は日本代表にとって32年ぶりにオリンピック出場。徐々に日本水球のレベルが上がってきたことを意味しています。レベルが上がった要因として『水球のノーマル的なディフェンスを崩したこと』と予測。これにより海外のチームとも渡り合えるようになりました。
しかしリオ五輪では5戦5敗。当時は「オリンピックに出場することが目標だったので、ここまでしか行けなかったのかな」と荒井さんは回想。
右京さんは「初めてオリンピックに行けたのはうれしいでしょ?その時にプールに初めて入った瞬間は一生忘れないでしょ?その時は負けてしまったけど、帰ってきて次の目標が改めてできたんじゃない?」と聞きます。
「東京オリンピックが決まったときにこの経験を繋げていこうとすぐに思いました」と荒井さん。続けて「生きてるうちに東京オリンピックがあることが奇跡で、それに出場できる年齢であることが奇跡なのでそれなのにやらないという選択肢はまずなかったので燃えています。」と話しました。

そのオリンピックに向けて荒井選手は現在、川崎市の不動産会社「株式会社プラザハウス」に所属しています。
所属しながらの練習スケジュールは、日本体育大学で朝6時から8時30分まで朝練をして、その後会社に向かいます。そして午後の練習に間に合うように仕事をし、16時からまた練習を始めるという過酷なスケジュール。
「この限られた時間の中だけで練習して日本代表に選ばれているからすごいよね」と右京さんは感心していました。


今週も水球男子日本代表、"ポセイドンジャパン"の荒井陸さんをゲストにお迎えしました。

来週も引き続き水球のお話を伺っていきます。

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