10月18日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!2021/10/20 14:26

今週も引き続き、「走る哲学者」と言われた元陸上選手の為末大さんをお迎えしてお送りしました。

子どもの頃から走るのが早かった為末さんに、「ハードル競技」の大変さについて伺いました。

為末さんの競技で使用するのは、91.4cmのハードル(種目によっては1m6cm)、高さは大体、駅の改札位。
高いのを飛ぶのは大変に見えますが、選手目線でいうとハードルとハードルの間の歩幅、足を合わせる事が大変なんだとか。風によって歩幅も変わってくるので、毎回同じように合わせて行かないと、ぶつかってしまうそうです。
選手の体格によって、それぞれ歩幅も変わるそうですが、為末さんは、基本的に13歩と決めていたそうで、合わなくなると歩数を変えて調整、それを無意識でやって行くそうです。それが出来ないと、中には止まってしまう選手もいるとか。

(400mハードルは、35m間隔に10台あって、ハードルを跳びながら、100mを12秒以内で走らなければならないと、結構過酷ですね。)

右京さんも昔、都大会に出たときに、緊張で靴を左右逆に履いてしまいそうになったとか。それに対し、為末さんも最初のオリンピックでは、靴紐が結べない位緊張したこともあったそうですよ。
そういう経験がみんなあるんですね。


一番緊張したのは、シドニーオリンピックですか?

どれも緊張するけど、最初のは、訳が分からなかった・・・。という感じ。
無意識でゾーンに入ってレースが出来てメダルが取れたのが、一番良かった。

自分の自我(ああしなければ、こうしたい)、意識が湧いてこないように、体に委ねる事が結構大変で、それが悩み。
体の委ね方って難しいが、強い選手は瞬間的に勇気をもって、これまでやってきた自分の体にハンドルを渡す感じで体が勝手にやってくれると信じる事が出来るんだと思う。


日本記録47.89秒、集中するためにやってきたことは?

レース前にすることは、頭の中でずっとシュミレーションしていた。
ただ、人に顔を見られると、とっても意識する性格で、愛想よくしちゃう感じで・・・。どうやって、自分の世界に籠るかを考えていた。それくらいかな。

と、おっしゃっていましたが、極めるまでの道のりは、きっとここで語りつくせない程、過酷だったと思います。


来週は、今、為末さんが取り組んでいることを伺って行きたいと思います。
是非、聞いてください!


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