10月25日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!2021/10/28 18:05

今週も引き続き、「走る哲学者」元陸上選手の為末大さんをお迎えしてお送りしました。

為末さんがオリンピックに3回出場したことも、日本人で初めてメダルを取ったことなど過去は変わらないけど、記録はいつか抜かれていくものなのに、引退してからまだその記録が破られていないことを踏まえて、
求道者として、今立っている自分の場所だったり、これからの夢について、今思う事を伺いました。

プロフィールに書いてある経歴は2012年までの話で・・・。
引退して10年経っているが、この10年でやってきたことは競技を超えられないでいるなあと思っていた。いいかもしれないけど、淋しいなと思ったことがあるとか。
ですが、「人間の身体について理解するのが好きなので、走りを通じてやっていける事がある」と1周回って戻ってきた。という感じだそうです。


「生きている感」について、右京さんに尋ねた為末さん、右京さんは・・・

現役を引退した時、一時、「もう青春が終わった、これから年を取っていくだけ」と感じたそうですが、でも色々な事をするようになって、パラリンピックの選手にあったりインスパアされて、(別の意味で)いろんなところで走り続ける、今が全て。
最近は楽しいことだらけで、いい意味で年を取ったなと。


そんな右京さんから、為末さんに「挫折」についての質問が・・・

一番辛かったのは、スランプと1回目のメダルを取った後の「燃え尽き」みたいなもの。
どう乗り越えたかなあ~と、間をおいて出てきた答えが、「自分に質問する事」だったなと。
やるきが出なかった時や目標が見つからないときはつらかった。

為末さんの本には、「負けを活かす技術」「逃げる自由・諦める力」「心のブレーキを外す」などがありますが、右京さんもご自身の本に表現こそ違うけど同じようなことを言っているなと、納得の解釈をしていました。

競技人生の中で一番腑に落ちたのは、「今、今、今を繰り返したら人生が終わる」という事。見えない先のことで悩んだり、過去を悔やんだりしていたけど、「今できる事は何?・・・走る事」その繰り返ししかないんだなあと。
2008年オリンピック前のタイミングで怪我した時に、その言葉が腑に落ちたそうです。

競技人生で学んだことは、「今やることをやるしかない」

為末さんはYoutube「為末大学」で、走るについて質問があったらそれにずっと答えるというマニアックなものもやっているそうです。笑


最後に番組を聞いているリスナーにメッセージを頂きました。

「なるようになる」


シンプルですが、ここまでに話を聞くと納得の一言。
さすが、「走る哲学者」
これからの活動でも多くの競技者を導いていってください!


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