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2020.07.21

75年前、日本の歴史を変えた「玉音放送」の真の姿に近づく2時間『戦後75年スペシャル アーサー・ビナード 玉音放送を探して』

戦後75年スペシャル アーサー・ビナード 玉音放送を探して

文化放送は、8月10日(祝・月)から15日(土)までの6日間、「文化放送 戦後75年ウィーク」と題して、特別番組および特集を放送します。8月15日(土)午前11時00分からは、特別番組『文化放送 戦後75年スペシャル アーサー・ビナード 玉音放送を探して』を放送します。


今年、第二次世界大戦ならびに太平洋戦争の終結から75年を迎えました。文化放送は毎夏、先の戦争を忘れまいという思いで特別番組を制作してきましたが、今年は新型コロナウイルスという大きな禍が国境を越えて人々を混乱に陥れ、往時を知る人たちへの取材も満足にできない節目の年となりました。しかし、世界的規模の感染症により、国と国、そして人と人との触れ合う形が大きく変わりつつある今だからこそ、世界を分断した大戦の終わりを告げた「玉音放送」とは一体何だったのかをじっくりと探る良い機会であるとも捉えています。番組では「玉音放送」だけにこだわり、「玉音放送」にまつわる謎や疑問を掘り下げます。


パーソナリティを務めるのは、アメリカ生まれの詩人、アーサー・ビナード氏。アーサー氏は戦後70年の2015年、文化放送で「探しています」という番組を担当。戦争体験者を日本全国、果てはアメリカまで訪ね歩き、歴史の定説を覆す数々の証言を1年3ヶ月に渡り紹介し続けました。この番組は民間放送連盟賞の年間最優秀賞を受賞し「知らなかった僕らの戦争」というタイトルで書籍化もされています。日本とアメリカ、2つの国を俯瞰しながら「日本の戦争」を探し続けてきたアーサー氏ですが、中でも玉音放送に関しては、その全文を諳んじることができるほど強い思い入れを持ち続けてきました。そんなアーサー氏が、専門家の解説も交えて、戦争の終わりを告げ、戦後というドアを開いた「玉音放送」の真の姿に近づくための2時間の時間旅行に、是非あなたもお付き合いください。


番組では、


・5年前に宮内庁が公開した、玉音放送のフルバージョンを放送

・「忍び難きを〜」の下りのみが語られがちな玉音放送だが、天皇が訴えかけた全てを理解する

ために全文の現代語訳による紹介と専門家による解説

・今も諸説が飛び交う「玉音放送」の録音にまつわる数々のエピソードの真偽の検証

・75年前の8月15日の正午、玉音放送を生で聴いた人たちの貴重な証言


など「玉音放送」に徹底的にこだわり、その真の姿に少しでも近づきたいと思います。

往時を知る人から令和生まれの若者まで、皆であの「玉音放送」を探す旅に出ましょう。


文化放送 戦後75年スペシャル アーサー・ビナード 玉音放送を探して

放送日時:2020年8月15日(土)11:00~13:00

パーソナリティ:アーサー・ビナード

アシスタント:文化放送アナウンサー

ゲスト:戦史の専門家(予定)

放送後より聴取可能

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