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2015年12月 4日

動けず

こんにちは。
もう12月ですか。 そうこうしているうちにお正月ですね。

お正月といえば、子供の頃は祖母の家で小倉百人一首かるた大会をやってました。
そのおかげで今でもほぼ全ての和歌を覚えていて、
上の句、もしくはその一部を言われれば、その続きを言えるという特技(?)が。
でも、読み手が母や祖母だったので、イントネーションが時々
ビミョーに三重弁だったりするんですよねー。

そう言えば、入社面接の時、履歴書の特技の欄に百人一首って書いたっけなあ。
でも面接官から特に質問がくることもなく、これまでの人生でも
あまり役に立ったことがない特技ですがね。

ちなみに私が特に好きだった歌は、皇太后宮大夫俊成が詠んだ歌で、
「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」
これ、単に鹿の絵が描かれていたので気に入ってただけなんですけど、
ちゃんと意味を調べてみると・・・
「世の中には、つらさから逃げる方法は無いのだなあ。強く決心をして
深い山に入ったのに、こんな山奥でも、やはりつらいことがあるのだろうか、
鹿が哀しそうに鳴いているなあ」

・・・。
よりによって、こんな厭世的な内容の歌を好んでいたとは。
もっと明るい内容の歌を思い出さねば!
あ、そうだ。 祖母が好きだった歌を思い出した!

「ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心(しづごころ)なく 花の散るらむ」
で、現代語訳は、
「こんなに日の光がのどかに射している春の日に、なぜ桜の花は
落ち着かなげに散っているのだろうか」だって。
ダメだ、やはり寂し気な歌だった・・・。

さて、今回のタビーは、「動けず」です。
散歩から帰り、母は即トイレへ。リードがついたままなので
タビーは動けないと思っているらしく、固まってます。

タビー写真

投稿者 joqr : 2015年12月 4日 10:10