
寺島尚正 今日の絵日記
2025年7月7日 梅の実落ちて季節も変わる
7月6日、関東甲信は天気が不安定なため、梅雨明けが見送られたようだが、気温が高く、東京都と神奈川県には今年初の『熱中症警戒アラート』が発表された。
熱中症警戒アラートは気温と湿度、日ざしなどを考慮した暑さ指数(WBGT)の数値によって発表される。
東京消防庁の昨年データによれば、気温、暑さ指数、そして熱中症による救急搬送の人数はほぼ相関がみられる。
特に昨年は猛暑日となった日に多くの人が救急搬送されている傾向が見られるという。
引き続き暑い時間帯の外出を控え、こまめに水分を補給し、冷房を適切に使用するなど熱中症対策を万全にしたい。
「熱中症警戒アラート」は、いわば暑さの警報だ。
暑さを避けることが最も重要で、不要不急の外出はできるだけ避け、屋内では昼夜を問わずエアコンなどを使用したい。
喉が渇く前にこまめに水分をとり、適度に塩分も補給する事が大切である。
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動がいくつかある。
不要不急の外出や運動は控える
昼夜を問わず、エアコン等を使用する。
水分をこまめにとる(1日あたり1.2リットルが目安)
涼しい服装にする
やむを得ず外出する際や、外出時に危険な暑さに見舞われた場合は、指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)、涼み所などを利用して暑さをしのぐ、だ。
また熱中症のリスクが高い人(熱中症弱者)に声かけをする事も大切である。
高齢者や子どもなどは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りが声をかけたい。
先日、屋外で取材の際、水分補給など以外に役立ったのは、「冷タオル」と「氷冷ボディーシート」だ。
ひんやり感覚で、一定時間、汗が出るのを抑えてくれた。
また必要だと思ったのは「日傘」。大阪関西万博で、炎天下の中、長時間入場待ちの場合があると聞く。
そんな時、無料のレンタル日傘が、熱中症を防いでいるようだ。
いずれにしても、無理をしないことが肝要である。
予報では、今週、暑さの度合いが更に上がるという。
最高気温35℃以上の猛暑日地点は120地点(7月1日)、最高気温30℃以上の真夏日地点は721地点(7月3日)だが、今週は7月7日(月)をピークに猛暑日地点が200地点超えの予想だ。
7日(月)の最高気温は岐阜で38℃、名古屋・京都・大阪37℃、東京都心も36℃の予想。
気温が上振れれば40℃に迫る所もありそうだ。
この先、東京都心は10日(木)にかけて、最高気温35℃以上の猛暑日が続く見込みで、熱中症に厳重な警戒が必要である。
梅の実落ちて季節も変わる
涼を呼ぶ花1
涼を呼ぶ花2
すでにお目見え
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