
寺島尚正 今日の絵日記
2026年1月13日 山火事注意
正月明け3連休は強い冬型の気圧配置と上空の寒気で、北日本から西日本の日本海側を中心に大荒れの天気となった。
関東にも強風や乾燥注意報が出され、特に火災リスクが深刻化している。
最近の事例として、1月8日に山梨県上野原市と大月市にまたがる扇山で山林火災が発生した。
火の勢いが収まらず、発生から5日目となった山梨県上野原市の山林火災は12日も延焼が続き、ふもとの住宅からおよそ50メートルのところまで火が迫っていて、12日朝からヘリコプターなどによる消火活動が続いた。
延焼の範囲は主に西側に向かって広がり、これまでに少なくともおよそ74ヘクタールが焼けたとみられていて、11日夜、ふもとの住宅からおよそ30メートルのところまで火が迫った。
一方夜間も地上からの消火を続け、12日朝の時点では住宅までの距離は50メートルほどまで後退したという。
午前8時ごろからは自衛隊などのヘリコプターによる消火活動が再開されたほか、地上でも放水用のホースを配置して消火できる態勢をとっている。
人や建物への被害は確認されていないものの、麓の大目地区では77世帯145人への避難指示が継続中だ。
上野原市では今月雨が降っておらず、乾燥状態が続いている。
火災が発生した場所から南東に1キロほど離れた中央自動車道の談合坂サービスエリアからも煙が見え焦げ臭いにおいもするという。
さらに11日午後、群馬県桐生市梅田町の山で山火事が発生。
午前11時半ごろ「山から白い煙が上がっている」と119番通報があり、強風・乾燥注意報が出ていた現場で消防が消火活動に入った。
そしてこの火災、市は12日午後1時に鎮火したと発表した。
約2ヘクタールを焼き、けが人はいなかった。
県の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊のヘリなどが消火を続けていた。
また、神奈川県秦野市堀山下の山小屋「堀山の家」で11日午前10時すぎ火災が発生し、山小屋は全焼、さらに付近の山林に延焼した。
丹沢山系・塔ノ岳登山ルートのため、警察は午前10時半から入山規制を開始。
秦野市も乾燥注意報発令中だった。
12日も消火活動継続中だが、これまでに、少なくとも3000平方メートルが焼失し、午後3時現在鎮火のメドは立っていない。
過去の深刻事例では、岩手県大船渡市で2025年2月26日に大規模山林火災が発生し、約3,370haを焼き尽くし、84棟が被害を受け、死者1名、4,596人に避難指示が出た。
総務省消防庁調査では薪ストーブ煙突からの火の粉が有力視されたが特定に至っていない。
栃木県足利市2021年火災は23日間の消火を要し、原因がたばこ不始末と推定されたため、山林での喫煙(加熱式・電子たばこ含む)やライター・コンロ使用を禁止する条例が制定された。(ただし住宅敷地内やキャンプ場は対象外である)
専門家は日本の山火事の自然発火(落雷など)はほとんどなく、人為的ミスが75%超を占めると指摘する。具体的には登山者のたばこ不始末や火気の不適切消火、麓でのたき火・ゴミ焼きの飛火が代表的で、風で急速に拡大する。
大船渡のように薪ストーブ煙突のメンテナンス不足も危険要因だ。
山火事予防には徹底した火の管理が不可欠である。
たき火時は周囲3m以上の可燃物を除去し、水辺や防風壁を設置して実施。
終了後は水をかけて踏み固め、完全消火を確認する。
たばこは歩き喫煙を避け、ポイ捨てを絶対にしない。
薪ストーブ使用時は煙突を年1回清掃し、火の粉防止網を必ず取り付ける。
火災発見時は迷わず119番通報し、地図アプリで正確な位置を伝える。
風上側を避け、低姿勢で逃げ、水で濡らしたタオルを携帯する。
山林では条例を遵守し、禁煙・火気使用を厳守。
乾燥期(1~5月)の林野火災警報・注意報を日々チェックし、意識を高めることが肝要だ。
気候変動で乾燥・強風が増す中、こうした基本動作が命と財産を守るのである。

山火事注意

踏めばサクサク音がする

乾燥注意報が続く
- 1月 5日
- 1月13日








