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2020.06.05

親の住みかえ、子供としては不安。応援するべき?『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』

大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ

金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司(青山学院大学法科大学院教授)さんと、団塊世代プロデューサー残間里江子さんが、楽しいセカンドライフを送るためのご提案をお届けする番組『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』。


この記事では、「大人ファンクラブってどんな番組?」という方のために、コーナー「大人ライフ・アカデミー」をもとに作成された大垣さんのレポートをお届け。ラジオとあわせてもっと楽しい、読んで得する「家とお金」の豆知識です。


2020年5月30日の放送は、リスナーメールをご紹介。親が田舎への住みかえを考えているが、子供目線からすると不安・・・というみりんさんからのお悩みに、大垣さんがお答えしました。



親の住みかえ、病院が遠い場所っておすすめできますか?

今回の放送では、リスナーからおたよりをいただきました。横浜市港北区のラジオネームみりんさんからですね。30代の女の方です。

●おたより

「皆さんのざっくばらんなトーク楽しいです。今、親が住みかえを考えているようです。私としては住み慣れた環境からの住みかえは不安なんですが、住みかえの候補地は病院も遠いし、いつ身体が不自由になるか分かりません。皆さんはどう思われますか」

>

......ということなんですけども。


これは結論から言って、ぜひ、ご両親の背中を押してあげてください。



元気なうちは、不便な地域ぐらいがちょうどいいのでは

というのも、元気なうちは多少不便なぐらいの環境が、健康のためにちょうどいいと思うんです。


みりんさんが30代ということは、親御さんは60代ぐらいでしょうか。まだまだお元気とは思いますが、それでも年を重ねるごとに、体の機能って衰えていきます。


若いうちは「なまる」っていう言葉を使いますよね。これは「なまっている」だけなので、鍛えれば戻る。ところが、歳を取ると「なまる」のではなく「なくなる」んですよね。


使わないと、単純にできなくなる。戻せない。だから、歳をとったら、できるだけ不便な状態で体を使わざるをえなくしておかないといけないのじゃないかと思います。


極端な話、となりの家が500メートル先にある田舎だったら、そこまで歩かざるを得ないし、スーパーが2km先なら車や自転車の運転を続けざるを得ない。


ラジオでは、残間さんがお母さんの話をされていました。


残間さんのお母さんは75歳から85歳ぐらいまでの10年間、少し小高い山にある集合住宅に住んでいらしたそうなんですね。それで、毎日25分ぐらい坂を上り下りしないと買い物にも行けなかったと。


お母さんは99歳の大往生だったのですが、あれが結構な運動になって、元気さを保てていたんじゃないかということなんですけど。私もそう思います。



住みかえは、たんにライフステージの変化というだけ

それから、住みかえを考えるにあたって大事なことは、「住みかえ先を終の住処だと思わない」ということです。


みりんさんの、何かあったらどうするのか...と不安な気持ちもよく分かります。


ですから、もしも本当に、病院が近くにある必要が出てきた時点で、今のお住まいに帰ってこればいい、と考えてみるといいのではないでしょうか。


住みかえって、たんに「ライフステージが変わっただけ」と捉えると気が楽なのかな、と思います。


例えば、就職が決まったら会社に近いワンルームを借りる人もいますし、パートナーができたり子供が生まれたりしたら、少し郊外でも広い家に住むことがありますよね。


同じように、子供の手が離れ、退職が決まったという時点で、これまで夢だった田舎に住んでみる、ということがあってもいいと思うんです。


そこから体調を崩されたり、サポートが必要になったりしたら、そのときはまたライフステージに合った家に住みかえればいい。


住まいって本来そうやって、暮らしに合わせて一番快適な場所を見つけていくものなのではないかな、と思います。



住みかえ中の空き家は、サポートのための制度も

それから、我田引水ですが、今もしもご両親が持ち家にお住まいで、住みかえによって空き家になってしまうということであれば、その間、私が理事を務める移住・住みかえ支援機構(JTI)の制度を使って賃貸に出していただければ、家を無駄なく活用できます。


賃貸といっても営利組織ではないので、たとえば家賃を空室時も保証したりですとか、皆様のご事情に合わせてサポートを行ったりですとか、いろいろ柔軟に対応ができます。家賃査定は無料なので一度確認だけでもなさったらどうでしょう。



積極的に住み替えたときって、幸せになれるんです

残間さんがラジオの中で「ステージが変わらなきゃドラマも変わらない」ということをおっしゃっていたんですが、ご両親もそういう気持ちでいらっしゃるのではないかな。人生というドラマの新しい1ページを始めようと思っていらっしゃる。素晴らしいことだと思うんです。


そもそも、移住された方の話を聞いていると、ご自分で積極的に住み変えられた方で、不幸になってる方というのはまずいらっしゃらないですから。きっとうまくいくと思いますよ。


ですので、みりんさんもぜひ、ご両親の一大決心、応援してもらえればな、と思います。


というわけで今回は、親の住みかえをどう考えるか、ということをお話ししました。


大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ

◆放送日

土曜 6:25~6:50

◆出演者

大垣尚司(青山学院大学教授・JTI代表理事)

残間里江子(団塊世代プロデューサー、club willbe代表)

鈴木純子アナウンサー

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