田淵智也「本当に幸せものだなと思います」ソロカバーアルバム『田淵智也』に込めた想い!

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11月29日のゲストは田淵智也さん!
ソロカバーアルバム『田淵智也』について伺いました。

リリースのきっかけは田淵さんの誕生日でした。「自分が誕生日です、何歳ですって全然言わないように意図的にしていたという前置きがあるんですけど、バンドが去年20周年でひと段落した次の年に40歳になる。何かサプライズイベントじゃないですけど、人生に1回ぐらいお誕生日イベント的なのやってもいいかって思いついたのが2年前ぐらい。ただ誕生日が近づいてくると、わざわざやらなくてもいいかっていう気持ちになってたんですけど、スタッフに“こういう大ボケの構想があったんです。バンドのボーカルじゃない奴が急に歌い出して、なんでお前やねんみたいな(笑)。でもそういう気持ちもなくなってきました”と言ったら“それ絶対やった方がいいからやろう”って言われて」

全11曲を収録しているアルバム。選曲の基準は「自分が影響を受けてきたバンドの曲だったり、仲間のバンドで本当に凄く好きで、自分を支えてもらった曲だったりっていうのを主にカバーしました。40歳の節目、人生を振り返った時に、この年にこれに影響を受けたなとか、この年にこのバンドと仲良くして励ましてもらった、褒めてもらったみたいな」

レコーディングに関しては「基本的にはそのまんまコピーバンドするみたいな感じでやりました。アレンジしてやろうっていうのはなくて、自分のカラオケのアルバムを本気のバンドが演奏しているっていう内容。ボーカルはやってないですけど、ずっと好きな曲は歌ってた。カラオケとか行かなくても家で歌ってるし、歩きながら歌ってるしっていうのはあったんで。大きい声で好きな曲を歌えるみたいな気持ちは、割と音楽を始めた時の楽しい気持ちとリンクするところは凄くありましたね」

カバーをお願いしたアーティストの中にはレコーディングに参加してくれた方も!「そこも含めて大々的にやろうと思って。本家の人にお願いしてっていうバンドも何個かいますね。Base Ball Bearの小出祐介さんは赤い公園の津野ちゃんがいなくなった後のライブでギターを弾いたっていうのもあったりして。僕、小出さん、めちゃくちゃ尊敬していて、会った数も数えるぐらいしかなかったんですけど、ぜひ小出さんに弾いてもらいたいとオファーさせてもらって。快く引き受けてくれて感謝しかないです」

UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」のカバーにはボーカルの斎藤宏介さんがコーラスとギターで参加しています。「ライブの時は僕がハモリをやってるのを斉藤くんが逆の立場でやってくれて。“全然やるよ、ギター弾き直すよ”って言ってくれて。キーが下がってもドラムはそのまま使えるんですけど、ギターはやっぱ引き直さないといけないので。ファンサービスって言ったらあれなんすけど、最後に自分の代表曲でもある曲を入れるっていうのは最初からの構想。商品として出すからにはみたいな気持ちは結構大きかった」

ソロカバーアルバムの制作のなかで、思いがけない発見もあったそうです。「ボーカルをディレクションする仕方が変わりましたね。自分が歌ったものを聞くと“こういう風に歌えてるんだ、歌えてないんだ”っていうのを聞いて直してっていうのをやるので。例えばDIALOGUE+のボーカルディレクションをするときに、時間短縮のため、自分の歌を聞かせる時間をあんまり設けてなかったんです。でも、どんどん急かされるようにディレクションすると焦って行く。レコーディングブースって閉鎖空間で音も止まって聞こえるから、焦らないようにしてあげたいなっていう気持ちになりました」

完成した作品を聴いた時、自分でも驚くような感情が湧き上がったという田淵さん。「ナルシストみたいになっちゃうんですけど、ちょっと泣いちゃいましたね、曲と出会った時の気持ちとか、この時ライブ行ってたな、友達とこんな話してたなとかっていうのを思い出して。自分の歌を聞いて泣いてんの、めちゃくちゃナルシストですけど、好きでずっと家で歌ってた曲を40歳の男が馬鹿真面目に歌ってるところも含めて、こいつ真面目に音楽やってんなみたいな感じが、客観的に見て思えたっていうのは、完成した時ちょっと思いましたね。恥ずかしい気持ちもありつつですけど」

アルバムリリースの2日後にはUNISON SQUARE GARDENのツアーがスタート。年明けからは全国各地でソロカバーアルバムのリリース記念サイン会。DIALOGUE+のプロデュースや様々なアーティストへの楽曲提供と精力的に活動し続けている田淵智也さん。ソロカバーアルバム『田淵智也』は、田淵さんにとってどんな作品になったのでしょうか?
「こんな大きい話になると思ってなかったんで、本当になんか恐縮ですの気持ちを抱えながらになりますけど。40年真面目に生きてきたんで今年ぐらい浮かれてもいいかなっていうことがいっぱいある1年でした。それを象徴するものとして、こんなにお金かけたものが世の中に出せるのは。本当に幸せものだなと思います」

≪ゲストからのお知らせ≫
・ソロカバーアルバム「田淵智也」発売中!

【田淵智也TOY’S FACTORYオフィシャルサイト内ページ】

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